1月22~24日 FLW RAYOVAC オキチョビー湖の巻

2015-02-07 11:55:19

ようやくここまで辿り着きました、次のお題はBASS OPENの翌週に開催されたFLW Rayovac オキチョビー湖大会。トホ湖から3時間程度の距離なので、翌日からさっそくプラクティス開始。

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今回のオキチョビーは寒波の影響で前回、2週間前に来たときとは大きく状況が異なりました。前回既に出来ていたスポーニングベッドは空っぽ、明らかに魚は退いている状況。数日間吹き続けた強い北風でエリアによっては濁りも入ってきていました。

そこで、水深のあるハイドリラのエリアから本格的にプラクティスを開始。スローなものの順調にプラクティスは進み、なんとかハイドリラのエリアで10~15lb程度は釣れそうなスポットを幾つか持つことが出来ました。

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しかし、大会当日に向けて天候は安定し暖かくなる天気予報です。そう、これはまた状況が変わるということ。今までは退いていたバスがこの暖かさでまた動き出すことも十分考えられます。

そこでプラクティス最終日はシャローのプールも確認しつつ、プラクティスを終えました。

ちなみに今回の参加者数は驚愕の250艇、ポーター、ノンポーター合わせると500人!! 多いだろうな~とは思っていたもののまさか250とは。本来このトーナメントの定員は150艇、以前は参加希望者が多い場合は200艇程度までは枠を広げるとなってはいたものの、'15年のルールブックから200という数字が消えていたのはこういうことですかと、少し納得。

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結果として大会当日はまだ水温の低い午前中は水温が安定しているハイドリラからスタート。順調にリミットは揃い、少しづつ入れ替えをしていきますがプラクティスのときと比べサイズがダウン、スポットによってはバイトが出なくなっているところも…その理由は日が昇り、水中の様子が鮮明に見えるようになってハッキリと理解出来ました。

そう、始まったのです、また魚が動き出していました。もちろんこうなることも想定していたのでプランB発動、水温が上がったタイミングでエリアを大きく移動。

しかし、ここで想定外の事態が発生。お昼前後に次なるエリアに向かって走行中にまたしても船外機のロワーユニットのトラブル、完全に身動きが取れなくなってしまいました。スタート会場から30km以上は離れた場所での出来事なので、とてもトローリングモーターだけでは会場まで戻ることは出来ません。
コ・アングラーと途方に暮れているとたまたま他の選手が走ってくるのが見えたので助けを求めると、彼は私たちの帰着時間よりも早く、それで良ければ帰りにまた寄って魚と共に会場に連れて帰ってくれるとのこと。

その待ち合わせの時間まで、トローリングモーターでショアラインまで寄り待つこと数時間、約束通りその彼は来てくれました。大急ぎでコアングラーと共に彼のボートに魚を移し会場に戻りました。

本当に今回助けてくれた彼には大感謝です。

しかし、天候も安定し午後からグッと水温が上がったこの日はウェイトが伸びる中、私のウェイトは8lb弱と大きく出遅れて190位台からのスタートとなってしまいました。

その後はボートを遠く離れたボートランプからピックアップし、会場に戻ったときはもう真っ暗。この時間からの修理はさすがにないので明日はトローリングモーターのみの試合と腹を括りました。

さぁ、2日目、この広いオキチョビー湖でトローリングモーターだけで行ける範囲は極めて限られてしまいます。色々思案した結果、プラクティスでは一切釣っていないものの、あるエリアを目指してスタート。その場所までは片道40分のロングドライブです(笑)。

そのエリアでお昼までにコアングラー共々リミットを釣り、午後からは入れ替えを繰り返した結果、ビッグサイズこそ入らなかったものの2日目は11lb少し釣って順位を上げますが、賞金圏内までは数オンス足りず、ちょっとショック。

ちなみに帰着の際はもうトローリングモーターはトロトロとしか回転せず、なんとか帰着1分前でギリギリセーフ。帰着場所が目の前に見えているのにハラハラな気持ちでした(笑)。

こうしたトラブルはどうしてもつきものですが、ちょっと多すぎますね。そうならないように普段からメンテナンスなど気をつけてはいるもののそれが足りなのか?ちょっと考えます。

しかし、トラブルが起こるのはいつもトーナメントのとき、もちろんそれには原因があります。トーナメントでは常にほぼ全開で走りますし、いつも以上に無理もします。それまで負担が掛かっていたところが、そのタイミングで限界を超えてしまいます。
今回も朝のスタート時はかなり荒れていたのですが、お構いなしでメーンレイクをほぼ全開で走っていました。

今回はけっして見えていた訳ではないのですが、もう少しは頑張れた試合だったので悔しさが残る試合でした。
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1月15~17日 B.A.S.S. Southan Open トホ湖の巻

2015-02-05 12:55:53

思い出し日記、さてさてお次はBASS SOUTHERN OPENのお話。

開催地となるのは5つ程の湖がキャナルで繋がるキシミーチェーンと呼ばれるセントラルフロリダを代表するフィールド。スタートサイトが位置するトホ湖が最北端に位置し、トホ湖だけでも南湖より少し大きいくらい、そこからキャナルを通じてサイプレス湖、ハッチンハ湖、そしてキシミーチェーンの中で最大のキシミー湖へ繋がります。このキシミー湖は南湖の倍ほどの大きさがあり、過去多くの優勝者を輩出しているのがこのキシミー湖。そのキシミー湖からタイガー湖、そしてまた別の湖へと繋がるのですが、事実上このタイガー湖までがトーナメントの行動範囲と考えてよいでしょう。

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この5つの湖で最も魚影が濃く、ビッグフィッシュが期待できるのは前述の通りキシミー湖。しかしトホ湖の最北端に位置するスタートサイトから、チェーン最南端に位置するキシミー湖の入り口まで行くためには50km程度の距離があります。全開で走れば実際の走行時間は30分程度なのですが、その道程の途中、トホ湖の出口に水位調整の水門が設けられており、ロックを通って通過する必要があります。

この狭いロックの中が大会のときは大変なことになります。
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ロックテンダーのおじちゃんとおばちゃんは大会当日は大忙し。

このロックは一度に通過できるボートの数が15艇程度と小さいもので、一回のロックスルーに要する時間は20分近く掛かります。スムーズにロックを通過出来たとしてもキシミー湖まで片道50分程度の時間を要します。
しかし、多くの参加者がこのロックを通ってキシミー湖を目指すことは明らか、おそらく200艇の参加者中、このロックを通過するのは150艇程。
そのためスタート時は1フライトのグループ以外は最低1度のロックの待ち時間が生じ、往路は1時間10分程は必ず掛かると思ってよいでしょう。また復路の場合も帰ってくるタイミングが悪いとロックの通過に1回の待ちが生じてしまうので、予備の時間を考えるとやはり最低1時間10分程度は見ておく必要があります。

もちろんこれはキシミー湖の入り口までのお話なので、実際はキシミー湖の中の移動時間も追加して考えなければなりません。もしキシミー湖の最南端やタイガー湖にエリアを持っていると移動に往復3時間程度の時間を割かれてしまうわけです。

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8時間程度と限られた時間でこの移動時間は大きく釣りに影響します。ならばスタートサイトのあるトホ湖で釣るのが良策では、みんなそう考えるわけです。時間を使ってリスクを負って遠くのエリアまで行くよりも近場で釣れればそれに越したことはない。少なくともトホ湖で多少の魚を持っていれば、ロックスルーの無駄な待ち時間をトホ湖の釣りに充てられるわけです。また復路の余ったエキストラタイムを有効に使うことも出来ます。

しかし、このトホ湖がそう簡単には釣れないわけです。私もプラクティスの多くの時間をこのトホ湖で費やしましたが、結果としてトホ湖では決定的なパターンを見出すことは出来ませんでした。

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今回の大会は寒波からの立ち上がり初期の段階で、スポーニングはまだまだといった状況。その状況下で重要な役割を果たすメーンレイクのハイドリラはワイルドライフによるハイドリラマネージメントの影響が色濃く残り、トホ湖のハイドリラは除草剤の散布と藻刈りで壊滅状態、キシミー湖もゲータグラスなどのマットカバーは壊滅的で昨年までとは大きく状況が異なりました。何れも低水温下のキシミーチェーンでは非常に重要な役割を果たすのですが、それらがほぼない状態でした。

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この状況下でバスを安定的に持っているのが少し深い水深のリッリーパッド。この時期の定番のひとつでもあり、有名エリアはプラクティスが進むにつれ多くの参加者が浮いているのが明白。またこのリッリーパッドの根が作るマットカバーは多くのフリッパーが狙い、直前プラクティスで既に取り合いの様相。

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つまりトーナメントのスタートはここから、ここから先をどう釣るか、他のパターンを探すのか、釣りを変えるのか、ロックスルーを戦略の中でどう処理していくのか。
この先がトーナメントの結果を左右します。で、ここから先の私の釣りはさすがに今回は遠慮させていただきます。

 いつも大会直前まで練習してしまうので、ラインの巻き替えや準備はブリーフィングまでの空き時間を使って。
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結果として初日11lb7、2日目11lb8とビッグウェイトではないものの安定したウェイトで35位という結果でした。

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ここフロリダのウェイトの作り方は、たとえば15lbという上位に絡むウェイトを作る場合3lbを5匹という揃え方は少なく、2lbベースのウェイトに如何に6lbオーバーのビッグフィッシュを混ぜるかという作り方になります。

2lb前後のグッドサイズでベースを固めることは上位入賞の一つの足がかりであり、そこから先は6lbオーバーが何匹入っていくかが勝敗を別けることとなります。このあたりはリザルトのウェイトを注意深く見ていくと良くわかると思います。

私はこの6lbオーバーのサイズを2日間とも入れることが出来ませんでした、もちろん大会中のかなりの部分はこのサイズを狙う釣りを展開したつもりです。もしこのサイズがどちらか一日でも入ると大きく順位は変わりますし、2日間とも入れることに成功すればカットも可能となる訳です。

奥が深いバスフィッシング、まだまだゴールは見えません。
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