17日は明日からのガイド準備でボートメンテナンス。
まず、後輩からプロペラの「ハブが滑った?」という声があった為にテスト走行へ。
実際には滑っておりませんでした。
ちなみに、バスボートのプロペラには、ゴム製もしくはカーボン製のハブがプロペラの中心に入っております。プロペラシャフトの破損を防ぐ為の安全装置の役割を果たしていますが、このハブが破損した場合、「バスボートが立ち上がらない、エンジンは回っているのに前へ進まない」というトラブルに発展します。まぁ、車で言うところのパンクみたいなものです。とは言っても、バスボートで予備のプロペラを積んでいる人は、ほとんど居ませんよね。
それから、車と違うのは、ハブが滑った場合の後始末です。マーキュリーなどのカーボン製のハブならば、ハブの交換で一件落着なのですが、ヤマハやスズキなどのペラに使われているゴム製のハブの場合は、一度滑ってしまうと、ハブ交換が難しく、プロペラごとの購入となり、ステンペラなら10万コースということも有り得ます。
ハブを入れ替えることも可能だそうですが、圧入する際にペラの破損となることも多く、再入したハブが滑ることも多いそうです。一度、ハブ滑りを経験した事がある人はたいてい、事態の大きさに頭を抱えるハズです。
ただ、ハブが滑るというのは滅多にありません。私も20年のバスボート歴で2度。ウィードの中に突入して無理矢理回した時に経験しております。ですから、ウィードマットは出来るだけ避けて走るのがベター。仮に突っ込んだとしても変に止まらず、突き抜けた方が勢いがある分被害は少ないことが多いです。
ちなみに、ハブ滑りが発生しやすいのは、ウィードの中で無理矢理回す。最高速重視のセッティングでハイピッチのペラを装着している。船体が重いボート。高いウネリを超える時。あとゴム製なので劣化など色々な原因が考えられますが、北湖の荒れた湖上で、滑ったら、目も当てれらない。ペラが滑ったら、レスキュー以外どうすることも出来ません。そのため、ちゃんと携帯電話の充電が出来ていること。レスキュー体制の整ったマリーナからの出艇することをオススメ致します。
さて、その後も掃除やら雑用をしていると雷雨連発。
仕事になりません。。。