リールに関する質問

2008-05-29 12:47:29

Q,琵琶湖でのライトリグタックルで最近フロロの6ポンド以上を使う方が増えているようなので 私も巻きたいのですがラインがリールになじみにくいです。リールはダイワイグニス2500と ルビアス2500(1昔前のモデル)です。やはりステラのようなリールに変えた方がいいのでしょうか? 価格が高いのでとても手が出ません、あまり高くないお勧めのリールはありますか教えて戴けたら有難いです。
K,M  090-8213-××××(個人情報保護のためこちらで省略)


A,私にリールの質問ですか!かなり知らない方ですので、良い回答ができるかどうか?

 まず、近年ウィードの密度の増したびわ湖では確かに6ポンドの使用機会は増えております。また場合によっては8ポンドぐらいもフロロで使用したいと思うことも多くなり、トラブルレスなリールが要求されます。

 確かに現状の2500番クラスではトラブルレスに定評のあるD社ですら、5ポンドで普通に、6ポンドでたまにトラブルという感覚で8ポンドになると苦戦することがおおく、3000番台、4000番台の必要性を感じており、私自身も購入の検討をしております。

 一方、長野県の野尻湖など対スモール用のライトリグが主体となるフィールドでは、3ポンドよりも細い2ポンドなどが使用されるようになり、こちらはドラグ性能に定評のあるS社がプロ達のご用達になっております。

 このようにこれまでは使うフィールドに応じてS社とD社のスピニングリールの人気は2分されてきたように思いますが、最近はS社も最高機種モデルにおいてトラブルレスなものを開発しており、甲乙付けがたい状況になっております。

 さて、ご質問の高くないお勧めのリールということになりましたら、現状ではKさんのお持ちのルビアスで充分ではないでしょうか?トラブルで困るようでしたら、6ポンド用に3000番クラスの購入をご検討されてはいかがでしょうか?値段については私はあまり釣具店に行かないので、詳細は皆様の方がよくご存知だと思います。値段は釣具屋さんとご相談下さい。

 あと、トラブルを防ぐコツとしては、リールにラインを巻くときに、スプールをお風呂やバケツに入れてスプールを自由に回るようにして、テンションをかけて巻くと糸よれは減少します。私の場合は湖にスプールをつけて、ライン巻きをすることが多いです。(当然、糸を巻き終えたスプールはネットですぐにすくいます。)それから、ライン巻きは釣行日の2,3日前に巻き変えて、なじみを出しておくと、トラブルが減ります。

 まぁ、少しぐらいのトラブルは仕方が無いと諦めて下さい。

平村尚也






 

テーマ:よつあみ

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平村尚也

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武田栄喜

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ビワマス

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巨大化するバス達、その一方で・・・。

2008-05-26 01:37:40

本日も琵琶湖オープンの取材のためアークロイヤルボートクラブへ。

開始から5年近く経過したびわ湖オープンも参加者の顔ぶれもほぼ同じで、びわ湖に頻繁に通う常連さんが目立つ。さすがに通いなれたメンバーで繰り広げられる上位争いは、凄いもので3本ルールながら6キロ釣ってもお立ち台に上れない人が現れるほどです。

3本6キロというと、単純計算でも50アップ3本で半日の釣果としては、かなり良い部類に入るのですが、さらにプレッシャーの高い休日・大会中というから、その難易度はさらに高まっていることでしょう。

しかし、4キロ、5キロ、6キロ、そして7キロ、優勝は8キロというウェイトを見ていると、昔のJB時代のウェイトとほとんど変わらない。異なるのは当時が5本ルールであったのに対して、現在のびわ湖オープンは3本ルールということ。ということは、単純に5本ルールに換算すると、「10キロ釣ってお立ち台に立てない時代が来た」ということになる訳です。(実際には、あと2本釣るのが難しいのは重々承知しております。)

また、話は逸れますが、今年は60アップの確率が非常に高まり、65アップも続々と、そして70アップも話題として広まっております。今では昔の50アップの感覚で60アップが釣ったことのあるステータスとして世間的評価を受けるようになり、50アップは一般の通いなれた琵琶湖アングラーでも「釣って当然」「50アップを何本釣るのか?」というような時代になっています。

こうした現象はすべて個体の巨大化ということで、数年前の40アップラッシュが、2,3年前からの50アップラッシュに、そして今、60アップラッシュという流れになっていることは、容易に想像できます。

しかし、こうした現象を喜んでいるだけではいられません。60アップが沢山釣れるようになったといっても、数年前の40アップラッシュのように一日のその釣果が20本や30本を越えることは少なくなり、巨大化するにつれてバスは高齢化しており、その数を減らして単発化しているからです。

その原因は駆除による間引き効果などが考えられますが、実際の真偽のほどは分かりません。

ただ、ここ1,2年で私のガイドでも南湖内で100本を超えるような釣果はなく、昔のように3桁釣りのような数を釣るのが簡単ではなくなっている。そのことは南湖のバス釣りの将来を語るうえで不安材料となります。それは、今の50アップや60アップが、来年、再来年を迎えるころには70アップにまで成長する可能性がある反面、寿命を迎えて死滅してしまう可能性もあるからです。

ということは、この先のびわ湖はサイズでは「70アップ時代」、大会では「3本10キロ時代」を迎える可能性がある一方で、一日の釣果が片手程度に終わることが増える可能性もあります。いや、もちろん、そうならない可能性もある訳で、杞憂に終わることを期待しておりますが、今の南湖がピークだとしたら・・・。

次々とウェイインさらるビッグバスを見ながら、「時代は変わったな」という年寄り特有の情を抱いた。。。






テーマ:琵琶湖

ロッドに関する質問(ジグ用、クランク用、パンチング用)

2008-05-16 22:48:20

Q,ロッドに関する質問

以前スコーンリグ用のロッドについて相談させていただきましたT,Sです。(中略)

さて本題に入りたいのですが、以前まで使用していた某社のHアクションのジグロッドを売却したので新たなHクラスのジグロッド(使用するジグのウエイトは1/2oz~5/8ozをメインに考えています)とパンチング用のロッド、そしてディープクランク用(マットペッパーマグナム、ファットペッパー、TDハイパ ークランクTi、マッスルディープ4 をメインに考えています)のロッド計3本を購入しようと思っております。

候補としてはジグロッドはTAV-GP70CHJ、ELT71CHJ、GWT70CHJをパンチング用としては現在開発中といわれているTAV-GP74CXHJ、TAV-GP76CHTJ、ELT76CHTJ、S-TAV76CMHTJを、ディープクランク用としてはELT72CMTJ、ELT77CMHTJ、TF-GP74CMJをそれぞれ考えています。

そこでこれらの違いと平村さん的に上記のルアーにそれぞれあったロッドを教えて頂けないでしょうか。よろしくお願いします。



A、なんと言いますか・・・、これって全て聞かれてません?過去にも同様の質問がある場合はそちらも参照にしてくださいね。でも、丁寧にご質問いただいておりますので、回答の方を。

①ジグ用
TAV-GP70CHJ、
ELT71CHJ
GWT70CHJ

ジグ用ということですが、3/8ozの流行のフットボールのリアクション系の釣りを前提にお答えいたします。

まず、TAV-GP70CHJはちょっとティップが入るので、リアクションジグにはちょっとシンドイ。ウィードを切るときに若干ソフトなティップが邪魔をすることもあります。ただ、そのティップの入りがテキサスの時にはバイトを消さずに助かるのです。ですから今では5/8ozから1ozのテキサス専用として使っています。

次にELT71CHJはエリートの中でも1,2を争う名作。「ほんとにこの値段でこの性能でいいの?」と思うぐらいよくできています。ややティップが入るものの、全体的な曲がりもあるのでジグでの上下アクションにも対応。ヘビキャロもできるし、バイブレも、スピナベも、テキサスも幅広く対応しますが、テクナと比べて感度が劣るのは致し方ないところ。でも、トータルバランスは凄く良いので、たまにスペアーロッドとして使っています。

そして、GWT70CHJはラバージグのリアクション専用ロッドですから、もうバッチリ。ただ、専用ロッドですから、これ以外にはグリップが短くセパレートで使いづらいですが、ヘビーなスピナベに使うぐらいでしょう。あとはテキサスですね。全体の曲がりがあり、僅かにティップが入るバランスでジグが軽くホップさせられます。

ちなみに、私はTFGP71CHJを使っています。「えっ~」と思われるかもしれませんが、スピナベロッドですが、ラバージグにもピッタリで、GWT70CHJよりも張りが強くトルクがあります。そのため、もっと軽くジグがホップするのですが、ティップの入りがほとんどないために、ウィードが切れる反面、バイトが出た瞬間に電撃的にアワセないとバイトは消えることがあります。でも、私の手首ではGWT70CHJではウィードを切れないときがあるので、TFGP71CHJで腕でロッドを操作して、ジグをホップさせています。

さて、どうします?ここまでが私の感想で、この先はT、S様の好みとなります。




パンチング用
TAV-GP74CXHJ
TAV-GP76CHTJ
ELT76CHTJ
S-TAV76CMHTJ

まず、これについて述べるには、パンチングとフリピッングの違いについて考えないといけないでしょう。まぁ、ただの言葉の違いと言ってしまえば、それまでなのですが、一応区別されているようので・・・。(だいたい色々と名前が付きすぎているのも問題だと思いますが・・・)

パンチングという言葉は、今の琵琶湖では早春のマット撃ち、夏以降のウィード密生地点撃ち、リリーパット内への1.5ozテキサスについて、そう呼ばれているようです。これらのロケーションでは1ozを超えるテキサスリグをカバー内へ投入し、フッキング後はカバーにボートを寄せてバスを手繰り寄せるようにランディングします。つまり、カバーが濃すぎてバスが暴れないために、カバーごとバスを寄せる感覚です。

そのため、「カバー内で操作すること」「カバー内でフッキングすること」が最重要視されます。ですから、ロッドアクションは操作優先、フッキング優先の先調子の掛けアクションが必要とされ、1.5oz 2ozにも負けないティップを搭載させること、さらには80ポンドクラスのラインにも耐えるロッドが要求されます。

そのため、従来のロッドでは役に立たないために、パンチングロッドTAV-GP74CXHJが開発されているようですが、私はまだテスト状況の詳細については知りません。

一方、フリッピングはラインを手で掴んで、フリップキャストするためにリール側のガイド位置は遠めに設計されており、ランディングは接近戦中心となるために、バラシが少ないようにスロー気味に設計されています。

つまり、パンチングとフリッピングのロッドでは、ファーストとスローというようにテーパーが異なる訳です。これは両者の使うロケーションが違うために、ヒット後のランディングが異なるためにテーパーの違いが生まれています。

そして、近年の琵琶湖スタイルとしては、フリッピングを使うことよりは圧倒的にパンチングを使うことが多く、今の段階ではパンチングに無理矢理フリッピングロッドを使っていた状態になります。少しでも近いロッドですと、TAVGP70CHJですが、これだと1ozテキサスがベストで、それ以上のウェイトにはかなり厳しい。そこで、1,5oz対応のロッドが必要となった訳です。ですから、これから購入されるにはTAV-GP74CXHJをお勧めします。

ちなみにTAV-GP76CHTJ ELT76CHTJ S-TAV76CMHTJは全てフリッピングロッドです。この中で琵琶湖で使いやすいのはTAV-GP76CHTJですが、これでも曲がりはかなりスローでヒット後にバットから曲がることが多いです。これはバラシが少なくてよいのですが、ちょっとカバーの奥へキャストして釣るような場合にはフッキングに苦労します。もともと、フリッピングロッドですからそういう使い方には設計されていないので、当然な訳です。

あとのELT76CHTJはさらに柔らかくバラシ防止に重点が置かれており感度も不足。シャローでの釣りを前提としたもので、シャローでフリッピングをすれば良いロッドです。そして、S-TAV76CMHTJは軽くて感度も良いのですが、関東向けに軽量リグをフリップするように作られているので、琵琶湖で使う2ozには到底耐えられないので琵琶湖では論外となってしまいます。



ディープクランク用
ELT72CMTJ
ELT77CMHTJ
TF-GP74CMJ

ELT72CMTJはファットペッパー用、無理すればマッドペッパーマグナムも使えます。まぁ、よくできたロッドでこのロッドで何人のゲストさんが釣られたことか。

そして、ELT77CMHTJはマッドペッパーマグナム専用。こちらはマグナム以外はかなり無理で、ファットペッパーに流用するのは難しいです。

TF-GP74CMJは、ファットペッパーとマッドペッパーマグナム両方に。素材の良さから両方がベストに使えるように設計されました。

ですから、1本だけならTF-GP74CMJかELT72CMTJを予算に応じて選んで下さい。

さすがに疲れたので、クランク用は簡易説明でスイマセン。。。


テーマ:ティムコ・フエンウィック