ズッコケBASSMASTER OPENの巻

2014-01-27 11:46:34 前の画面へ戻る

 私の今期2つ目のトーナメント、BASSMASTER OPENが終了しました。私の順位はなんと160位台…、3年目にしてワーストナンバーワンの成績で終わってしまいました。これまで3桁の順位まで落ちたことが無かったのですが。

開催地はフロリダを代表するトーナメントウォーターの一つキシミーチェーン。
プラクティスでは例年にない寒さが続き、天気予報でもしばらくはこの寒さが続くとの予報。その為例年スポーニングに絡む試合が多いこの時期のフロリダのトーナメントですが、今回はスポーニングまでは行かない感じ、実際プラクティスの結果もスポーニングに絡んだ昨年、一昨年とは違った結果になりました。

では私が釣れてなかったかというと仕上げ段階に入った直前プラクティスでは、サイズ、数共にそれなりに釣っていました。
今回の試合の状況で一押しはなんと言ってもキシミー湖のフリッピング。ただしグッドサイズが期待できる条件が揃ったマットは広いキシミー湖でも限られておりバッティングは必至。しかもスタート会場が位置するトホ湖からトーナメントウォーターとなっている最南端のキシミー湖を結ぶキャナルにはロックがあり、そこを通過するには相当の時間を要します。今回もおそらく参加の半数、100艇以上がこのロックを通過するはずなので、スタート順が遅いとロックの待ち時間だけで30分程度をロスすることになります。これはバイトが少ないフリッピングをメインに考えるとこの時間のロスはかなり痛いタイムロスです。
そして私の初日のフライトは110番台…、これではロックを通過するのにかなりの時間ロスを覚悟することになります。
そこで初日は朝の数時間をトホ湖で過ごすことにしました。実はトホ湖でもグラスのシャッドパターンなど幾つかの釣りを持っており、前日のプラクティスでも3~4lb複数づつ交えて10バイト程度は押えておいたのです、が…これが全くダメ、朝からの数時間を過ごしたトホ湖では全くのノーバイト。意味不明、昨日のバイトは一体なんだったのか?
慌てて、キシミー湖に入ったのは11時近くになってしまっていました。しかもキシミー湖ではフリッピングで肝心の8lbがコ・アングラーに行ってしまい、私はリミットすら作れず。結果この8ldが効いて、コアングラーは初日3位…、これって昨年と全く同じ展開…しかもこのコ・アングラーはこの初日のリードを活かしTOP12に残り、最終4位でフィニッシュ…。これも全く昨年同様…。

ということで2日目、年間順位など関係ない私にはポイント獲得のため、試合をまとめる必要は無いのでもう朝からキシミー湖でフリップのみで勝負に。しかしバスは掛かるのですが、全てカバーを出て頭が出た瞬間にバレてしまいます。
私が持っていたエリアに対する風向きが悪く水温がさらに下がってしまったのがいけなかったように思います。

今回は湖の状況も見えていた上に、プラクティスでも幾つかのパターンを持ち、それなりに釣っていたのですが…。

こちらのトーナメントに出るようになっていつも思うのですが、広大なアメリカのフィールドで釣りのスタイルや方法は日本と違っても、トーナメントになるとその展開などトーナメントの本質となる部分はまったく日本のトーナメントと変わらないように思います。如何に見切り、如何に判断しそして釣るか、全く同じなのです。

このあたりを本気で書き出すとキリがないのでこの辺で。

私と初日を釣ったコ・アングラー、この8lbと3lbで11lb。このリードで彼は4位で大会を終わることに。
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ちなみに彼がこの8lbをキャッチしたマットは私がプラクティスで8lbを釣ったマットと全く同じマットでした…。
彼は凄く紳士的なコ・アングラーで、私の釣りのペースが時間と共に雑になったしまったのが私に釣れなかった理由。
このエリアを釣っていた他のアングラーも同様の釣りでそれなりのウェイトを持ってました。

各社から発売されているフロリダのフリッピングベイト、これらを1,1/2オンスのシンカーと共にフリップしていきます。
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と一言で言っても、これらを撃ち込むスポット、撃ち込み方、アプローチなどなど非常に奥深い釣りです。今回も非常に多くのことを学びました。

アメリカの藻刈り船、操縦者一人でオートマティカリーに次から次に効率よく大量の水草を短時間で除去していく恐ろしいマシーンです。もちろん除去した水草を陸揚げするのもオートマティック、よく出来てました。
P1120258.jpg
琵琶湖の原始的なそれとは全く次元が違うマシーンです、こんなのが琵琶湖に来た日にゃ…。

私かトホ湖で釣っていたシャッド絡みのバス、魚の感じが少し違うんですよね~、しかし彼らは何処へ。
P1120285.jpg
実際、上位入賞者の半数はこのバスを追いかけていたことが判明、エリアや釣りも私とほとんど変わらないのですが…。トーナメントウォーターとして熟し切ったキシミーチェーンのムズカシさか。キースポットが極狭いのもそれを表しています。

翌日は反省フィッシングで同じ滞在先だったオーランド在住の北嶋さんと湖上へ。
P1120308.jpg
実際、上位者の釣りや場所を見ても、自分もかなりの精度で見ていたことを改めて知ることに。
そして、今回の優勝者は私が昨年入会したクラブのメンバー!!、クラブでもフリッピングのスペシャリストとして一目置かれた存在で、もうコテコテのローカルアングラーです。勝利のインタビューでは「15年前に私にフリッピングを教えてくれた人にありがとう」と言ってました。そう彼は15年間このキシミーチェーンでフリップし続けているんです。

このヘビがシャッドを丸呑みにしていたヘビ、こいつは多分2メーターくらいある大型。名前はウォーターモカシン。
P1120307.jpg
水温が下がるとこうして水草の上で日向ぼっこ、コ・アングラーはこれを見つけると面白がってガンガンルアーを投げてました、しかもこのヘビがそれを追うんですよ、もうやめてく~、もし掛かったらどうするんだよ!!

いつもキレイなフロリダの夕焼け、ホントにきれいです。
P1120290.jpg
本当に今回も様々なことを学び、吸収しました。私は今、夜明けから夕暮れまで可能な限り釣りをしています。それは単純にトーナメントのプラクティスのためという意味ではなく、もっと深くこのバスフィッシングに対する理解を深めたいという欲求と探究心からです、そしてその答えは湖上にしかないと私は考えています。
人生のターニングポイントを過ぎた私にはその時間は多く残されていません、一体あと何百何千何万時間釣りが出来るのか、それは有限であり限られたものです。

しかし明日からしばらく湖上を離れ日常の雑務を頑張ります。

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