1月25日平村ガイド「シマノ・ヴァンキッシュの下糸の作り方(PEの巻き方)」
シマノの23ヴァンキッシュにPEを巻くときに「どれぐらい下糸を巻くべきか?」について検証。

新品のリールを購入してきて、糸を巻くのですが、フロロやナイロンはそのまま巻けばOKです。
ヴァンキッシュ2500の場合、5ポンド110m、6ポンド95mなので、もう100mボビンをそのまま巻けば問題なし。
4ポンドなら、下糸が要りますので、下記のサイトで計算してみましょう。
このサイト非常に便利です!シマノさん無くさないでくださいね!
まず最初に、ヴァンキッシュのカタログ値のフロロ5ポンド・110mという糸巻量のスペックを入力。

リールの糸巻スペックが判れば、どのリールでも計算できます。今回は23ヴァンキッシュで計算。
【フロロ4ポンドの場合】
続いて、フロロ4ポンドを入力して計算すると「4ポンド=135m」というのがヴァンキッシュ2500の糸巻量となりました。
じゃ、100mになるように「巻きたい量」に100mと入力します。
すると、下糸にフロロを入れると中途半端な数字になるので、あえてPEを入力。
あとは号数を適当に動かして100mに近くなるようにすると、1号=111mというのが一番近い。
『フロロ4ポンドを100m巻くのなら、PE1号を100m巻くとOKという事になりました。』
※ちなみに、下糸用のPE1号100mを新品は巻きたくないので、PE1号100mは巻替え時に保管しておきましょう。
ここ重要です!
【PE0.3号の場合】
同じように計算していくと、PE0.3号のRealDtexは150m巻きで計算します。

これは実践での経験なのですが、0.3号クラスを150mで半分にして75mにすると、下糸の巻きコブに当たることが多く、150mを巻いてしまう方がトラブルが少なかったので、150mを巻くことで計算します。

高級品ですが、0.3号で9ポンドもの数値となり、七色で昨年ロクマルもキャッチしている絶大な信頼のRealDtex。
0.3号クラスでは最強クラス。
実際に下糸にフロロ5ポンドを100m巻いてからテープで止めて、0.3号を150m巻いたところ。

ピッタリです。
※この場合もフロロ5ポンドで数回は使ってから上に巻きたいですね。
下糸用のフロロ5ポンドも無駄にはしたくないと思いますよね。
【PE0.6号の場合】
PE0.6号を100m巻く場合には、計算するとフロロ5ポンド96mとなりましたので、フロロ5ポンドを100mで下糸にします。

ここからフィネスシャングリラ0.6号を100m巻くと

めちゃ、いい感じです。

美しく綺麗に巻けていますね。
ちなみにオードラゴンの8本編みモデルは150mなので、全部巻いてみます。

これも同じフロロ5ポンド100mに巻くと。

少し多いかな?もしかして、キャスト時にドバっと出てしまうかもしれないですが、ロングキャスト出来そうな糸巻量です。
やっぱり0.6号でフロロ5ポンド100mの下糸は100mがベストなので、150m巻く時は気持ち下糸を抜いても良いかもしれません。
【PE1号の場合】
続いてPE1号。カバーのある時に使うので下糸をチェック。

そのままだと488mも巻けてしまう。

計算していくと、やっぱりフロロ4ポンド100mが近い。

0.6号と1号でもそれほど差が出ないということなので、0.8号も同じ下糸のフロロ4ポンド100mでOKという事です。
『まとめ』
- フロロ4ポンド(100m)・・・下糸・PE1号100m
- フロロ5ポンド(100m)・・・下糸・無し
- フロロ6ポンド(100m)・・・下糸・無し
- PE0.3号(150m)・・・下糸・フロロ5ポンド100m
- PE0.6号(100m)・・・下糸・フロロ4ポンド100m
- PE1号(100m)・・・下糸・フロロ4ポンド100m
シーズン前に巻替えする方は、シマノのサイトをしっかりと見て計算してください。
下糸間違えて、キャストが飛ばないという事にならないようにしましょう。
カテゴリー: 雑記帳