ルアー・フライファンに贈る本
ついにダイワのルアー・フライファンに贈る本を入手!
子供の頃に何度も何度も繰り返し、教科書よりも遥かに多く読み返した本。
いつの間にやら、どこかに失くし、その存在を気に留めていたのですが、ようやく入手しました。
1980年代は今と比べて情報量に乏しく、ルアー専門誌というのが創刊直前の頃、かろうじてアングリングや釣りサンデーで特集があるかというレベルの時代で、バサー創刊やタックルボックス誌などが出回る前の時代。
だから、少年アングラーは皆同じものを必ず読んでいた。
今考えれば、ダイワがPRを兼ねて発行した本なのだが、この本を読んでダイワのルアー、リール、ロッドが欲しくならない筈がなく、当時の私も釣具屋におこずかいを持って、高くて買えないルアーやリールに羨望のまなざしを送ったものだった。
にしても、この本は本当によく出来ていた。当時のレーベル、ストームなどのメーカーとの提携で現地を訪問して、実際に釣り場の光景も沢山掲載されており、少年アングラーの心を虜にした。
この女の子の写真も子供には衝撃的だったようで、今も鮮烈に覚えている1枚だ。
そして、必ず、寝る前には、欲しくてたまらないファントムマグサーボを眺めるのであった。
このあと、マグサーボはSSのACでオートキャスト機構が登載されるのですが、今のアングラーにクラッチが1回のパーミングで押せることがいかに画期的だったかなどを説明しても、何の意味か分かってもらえないだろう。
しかし、この時代のダイワの中の人達、ダイワPR研究所の方々の先見の明というか、仕事ぶりに惚れ惚れしてしまう。釣具業界ってこんなに楽しい職業なんだと、私の人生を変えた1冊に再び出会えた。
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