2015-10-27 20:21:03
牽引をしていて違和感を感じるのは、トレーラーがバウンドした時の異音。
最近、板バネ付近から軋み音が大きくなってきたので、板バネを交換してもらうことに。

この5枚の板バネはまだ丈夫でトラブルが少ない。2000年代前半に出た1枚バネのフレックスリーフというのが、板バネ折れが多発する問題バネです。
その1枚バネで牽引して、板バネが折れて立ち往生したアングラーが何名もいます。
新品の板バネを並べてみると、ソリが随分と違いますね。

ボルト類も曲がり等が目立つので交換時期です。

新品の板バネがついて異音が消えました。

続いて、ブレーキパッド類の交換です。トレーラーの油圧システムは揚降で水没させるので、かなりの高確率で錆びて固着しています。固着してパッドとディスクが擦れるので、熱で焼ける。パッドが磨り減るというトラブルが多発します。熱で焼けて固着して立ち往生というのも多いトラブルです。

今回も例に漏れずに固着です。

新品のキャリパーとパッドに交換して作動。
当然、このタイミングでベアリングもチェックしてもらいます。
トレーラーを牽引するというのは、ここまで整備する必要があり、決して経済的ではありません。私は業者なので頑張っていますが、一般の方ですと、こんな整備に休日を使うのは無駄ですので、マリーナに保管されて貴重な時間は釣りをされることをオススメします。それぐらい牽引というのは手間と時間とお金が掛かる行動です。
自動車のタイヤを毎日のように湖に漬けたりしないのに、トレーラーはそれが普通なんですがから、故障して当然なのです。ですから、少なくとも置いてあるバスボートをナンバーがあるからと言って、すぐに引っ張れると勘違いしないで下さい。整備をして始めて牽引できるものですので、バスボートの牽引メンテナンスを自動車と同じ程度に考えないでくださいね。
カテゴリー: バスボート