5月30日平村ガイド「ガイドキャンセルで在庫管理」
朝4時半から起きてガイドの準備をしていたら、6時過ぎにゲストさんから体調不良のためキャンセルとの連絡あり。
いい天気で久しぶりの無風DAYだから、本当に勿体ないけど仕方がない。
単独での釣りも考えたが、事務作業が溜まっているので事務所に引き篭もり。
しかし、天気の良い日に屋内で仕事するほど辛いことはない。世間の会社勤めの方は、こんな思いをされているのだと実感する。
「釣りに出たいゾ~」
溜まっていた雑誌類に目を通すと、今月号のバサー誌のニンジャさんの記事に。
おお!マルチウォブラーが載っている!
このキャロでとんでもなく釣れるコンセプトを理解してもらって紹介してくださるとは感激です。
もう廃盤の可能性は高いですが、キャロの時にロールさせて幻滅効果で釣るために設計してあり、後ろの小さいテールの大きさがキャロの時にロールを抑えて回転させない目的があります。
ですから、後ろのテールが大きくなると今度はロールゼロになり釣れないし、無くなるとクルクル回って釣れなくなる。キャロで一番釣れる速度の時に綺麗にヒラ打ちロールします。だから釣れるんです。
でも、やっぱり際モノ扱いされて廃盤への道を辿ることに。
その辺を見極めて紹介していただいた事に感謝申し上げます。
私も残りの在庫がある限りはキャロで使い続けており、一部のファンの方は未だに幻滅効果の高いツートンカラーを買い続けておられます。
でも、さすがにそろそろ在庫処分も終わる頃かと・・・。
さて、事務所内のワームの在庫整理。
やっぱり、よく釣れているワームほど無くなる。
釣れ出したら1日1パック消費するので、いきなり1週間で6パック、3週間で18パックぐらい消費することも。
しかも、突然水の色が変わったりして、ワームの色も「これじゃないと釣れない」みたいな状況も起こるので、ちゃんと整理整頓して、在庫カラーの数を確認。
一方、フックの方もきちんと整理。
オフセットはWRM951、TNSオフセット(ノーマル)、TNSオフセットHD(太軸)の3種類を使い分け。
スピニングにはノーマルのTNS、ボリュームのある小型ワームはWRM951、ボリュームのある大型ワームはTNSHDです。
さて、フックと合わせて重要なのがシンカーです。
シンカーはウェイト毎、形状毎に揃える必要あり。
バレットシンカーは丸みのあるタイプはジャッカル、すり抜けやすいストレート気味はカンジを使用。
基本はジャッカルのバレットシンカーだけで事足りるのですが、3,5gと5gの間のウェイトは、スゴイシンカーだけにある4g。
この4gが意外と根掛かりやすい所やウィードで重宝するので長年4gと言えば、スゴイシンカーです。
そして、もう一箇所ウェイトで必要なのが、10,5g(3/8oz)と14g(1/2oz)の間の7/16oz(12g)です。ここは丸っぽいジャッカルと同系であるのは、レインさん、長めの棒っぽいのはバレーヒルさん。
この10gと14gの間はかなり大きいので、かなり重要となります。
でも、ジャッカルも他社にない絶妙なウェイトを持っており、ダウンショットの1/13ozの2,2gがそれ!
ここの前後の1,8g(1/16oz)と2,7g(3/32oz)ではかなりダウンショットでは結構致命的な差が出てしまう。
その時にジャッカルのラウンドのタングステンシンカーの2.2g(1/13oz)は必需。
ジャッカルのラウンドのダウンショットシンカーはハリス止めも良くて、非常に良く仕上がっております。
でも、上のウェイトに行くとハリス止めタイプは棒型のみ。ラウンドの5gハリス止めはダイワさんにあり、7gと10gになってくると庄司さんのドリームエクスプレスルアーズの独断場。
最近は何もかもパンチショットリグ(リーダーレスダウンショット)という時代で多用することが多く、LLDオフセットというスプリットリングもスイベルもセットされた商品を使うことが増えました。
で、あとはフットボールにするなら、ダイレクトショット、パンチショットリグ(リーダーレスダウンショット)にするなら元祖パンチショットシンカーとなります。
つい最近まで、ダイレクトショットに5gと7g無いので不便に思っていたら、即リリースされておりました。流石です!
とにかく、シンカーというのは探し出すと、某型、丸型、ハリス止めタイプ、ラウンドアイタイプと組み合わせると数が増えて、さらにウェイト毎に揃えていくと、各社のラインナップから不足しているものが見えてきます。
そういう点では現場に近いアングラーがキチンと作ると、やっぱりラインナップに共感できるようになる事が多く、「そのウェイトのソコ」という具合に納得できることが多いですね。
やっぱり釣るゲストさんは、その辺がしっかりしていて、ルアーの数よりも、しっかりフックとシンカーを揃えておられます。
シンカーやフックは、「アレがない、コレがない」と言って代用すると本当に釣れなくなるもので、上手いアングラーは必ずフックとシンカーを絶妙な揃え方をしているものです。
カテゴリー: ジャッカル