10月27日平村ガイド「プロペラが割れる」
今週、プロペラが割れました。
バスボートのエンジンのプロペラにはアルミとステンレスがありますが、高馬力の場合はほとんどがステンレスプロップとなります。
過去、ステンレスプロップを割った経験は一度も無かったのですが、今回はひび割れを発見しました。
今週、走っている際に400回転ほどすべてのパワーレシオが落ちていることに気づいており、船が重くなった?(水が船内に入っている?)、エンジンに何かトラブルが起きているのか?と疑っておりましたが、400回転程度高くしないと全てがダメ。例えばプレーニングに入るのも2300回転だったのが2700回転、完全に船を浮かした疾走状態も3800回転からできたのが、4200回転と何かがおかしいと思って、エンジン、船体と点検をすると、プロップに下のようなクラックが入っているのを発見しました。
このクラックが入ることによってプロペラの1枚が、水を掴まずにたわむことにより、エンジンパワーをロスしていたという訳です。
ただ、この時点で気づいて本当に良かった。このままあと少しでも使っていれば、このブレードが飛んでしまい湖上で走行不能になるばかりか、運が悪ければキャビテーションプレート等を破損して大損害につながることでした。
過去、そういうバスボートの事故は何度か発生しています。
早速、プロップを新品に交換することになり、出費は10万円ほど。(ほんと痛いです)
自分で湖底にヒットさせた訳でなく、経年劣化ということで交換する羽目となりました。
1000時間を経過しても大丈夫な時もあれば、今回は500時間程度ですが破損することもあります。
交換したら、もう素早くプレーニングするし、高回転域も伸びるし、プロップが新しくなるだけで一気に運動性能が戻りました。
取付ボルト類の緩み、ドライブシャフトの摩耗、ギアオイルの鉄粉・水の混入、エンジンオイル内の水混入などなど、エンジンの点検は欠かせませんし、いつも気にはしていたのですが、今回はプロペラということで、かなりビックリ。まさかプロペラとは・・・というのが率直な印象でした。
カテゴリー: バスボート