5月5日平村ガイド「パワーミドストのジグヘッドについて」
PEで行うミドスト(パワーミドスト)のジグヘッドですが、なかなか揃えるのが難しいと感じておりました。それは、各社のジグヘッドのウェイトと番手がバラバラな事に起因します。

私も昨年から研究を重ねており、ようやく結論のようなものが出てきました。

通常のフロロで行うミドストの場合は、ワーム小さく、ラインも細いのでフックは細め、それに対してパワーミドストはフックはバルキーなワームに合わせて若干太めという違いがあります。最近は各社ともに対応したフックが発売されていますので、今回は私の使っているジグヘッドについて紹介します。
1,ハヤブサ・FPJラウンド(表中の略号・H/FPJ)
私のスポンサーであるハヤブサのジグヘッド。古くはFPJ960としてラインナップも多かったのですが、今はFPJラウンドとして小さい番手が発売されています。ただ、#1にしてはフックが太く、細めのフロロでのミドストでは不利ですが、PEには相性ピッタリでパワーミドストには最適です。#1、#1/0でのラインナップが多いので、そこはメインで使っています。

2,がまかつ・ホリゾンヘッド(表中の略号・G/HORIZON)
もっともウェイト、番手ともにラインナップが豊富で多くの方が標準的に使っているジグヘッド。特に軽いところが充実しており、0.5gなどがある点では名古屋釣法のような昔からのミドストでオカッパリなどを意識したラインナップ。ただ、若干フックのゲイブ幅が狭いのでバルキーなミドストワームになると相性が悪いのが難点。ゲイブ幅の広いホリゾンLGもあるのですが、今度は一気にゲイブ幅も広がり、フックの番手も大きくなるので、こちらは使っておらず、ノーマルのホリゾンヘッドを軽いの3/0ウェイト中心に使っています。

3,オーナー・レンジローラー(表中の略号・O/ROLER)
ヘッドが上重心でロールアクションさせやすく、さらにフックキーバー付き、ヘッドにはウェイト表示と工夫されたミドスト用ジグヘッド。かなり完璧な作りとなっており、イケてるのですが、フックサイズが#2,#1/0,#3/0と一気に飛んでしまうのが難点。さらに、他社と比べて表示サイズよりも大きなフックが付いており、#1/0のフックで他社と比べたら#2/0と同じサイズとなります。なので、私はレンジローラーは#1/0を#2/0という認識で使っております。#1/0だけがウェイトが充実しており、それ以外はカバーしていないところが多い。

4,ケイテック・スーパーラウンドジグヘッド(表中の略号・KEITECH)
樹脂タングステン採用のヘッドはコンパクトになるので、5g、7gでは圧倒的に使いやすい。一方、キーバー部が少し細いので、その分ワームがズレやすいので瞬間接着剤が必須となる。琵琶湖でもがまかつ・ホリゾンヘッドと双璧のツートップで使われており、かなり品薄アイテム。ただ、1.8gと3.5gの間に2.7gのラインナップがないのが難点で、フィールドではこのギャップを埋めるジグヘッドがいつも欲しくなる。フックはゲイブ幅もシャンクの長さも適度で使いやすい。

5,バリバス・キョクテン(表中の略号・V/KYOKUTEN)
最近発売されたジグヘッドでウェイトが平行姿勢になりやすいようにジグヘッド全体に取り付けてあるタイプ。コーティングで非常にさびにくいのが特徴。若干フックのサイズが太めで、フッキングは他のメーカーのものよりも強めに合わせる必要がある。他のメーカーにはない#3/0の2.7gが、2.5gという形で発売されているので、#3/0の2.5gを使っています。4/0、5/0サイズも充実しているので、6インチよりも上のワームという選択が出てきたら、このジグヘッドしか無さそう。

さて、こうして各社のジグヘッドをテストしてきた結果。

このような形でパワーミドスト用のジグヘッドは最終的にまとまりました。
これでPE0.6号もしくは0.8号に8ポンドフロロのセッティングで使うことになります。

ようやくフックがきっちりと揃えられるようになったきたので、釣具店で目を凝らして各社の在庫状況を確認しています。
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