アメリカ的?

2009-01-29 02:09:16 前の画面へ戻る

「スペースシャトルの落日」松浦晋也著(エクスナレッジ)刊を読了。

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宇宙科学の分野で私たちがもっともお世話になっているのはGPSと気象衛星ではないでしょうか。まぁ、宇宙科学に興味が無くても生きていけるのですが、あまりに科学音痴が集まると、ボートにあるキノコを上に上げるという非科学的な一種の信仰のようなものが流行りだすので要注意です。文系の釣り人が集まるとホント信じられないことが起こります。

本書ではスペースシャトルの技術的欠点が羅列されているが、20数年前の技術を現代技術で批判するのは簡単なことかもしれない。(実際にアラバマの宇宙博物館?に行ったとき、アポロ時代の陳列を見ては、宇宙ってこんな稚拙な技術で行けるのだと感じました。なにせファミコンレベルのコンピューターが世界のトップレベルだった訳ですから)

さて、本書に記述されているスペースシャトルの技術的欠点をカバーするために、様々な矛盾が生まれるという点は船外機も同じ構造。アメリカ製のエンジンは発想は素晴らしいが、ある欠点が生まれると、そこを直すためのモジュールを作り出し、そのモジュールに欠点があると、さらにモジュールを作るというのは、本当にアメリカ的。

例えるならば、料理に塩を入れすぎたから、今度は砂糖を入れて調和させて、味が濃くなったから酒をいれてしまったら、今度はアルコール臭いので、火で飛ばすみたいな悪循環の繰り返しみたいなことをアメリカ製はすぐにします。日本だったら、塩を入れすぎた時点で廃棄か、塩をキッチリ計って入れるでしょう。

まぁ、今使っているウィンドウズも似たようなもので、購入してから何度修正プログラムを入れたことか・・・。日本製だったら、もう少しテストしてから出荷しますよね。その辺の新しい技術や発想をすぐに躊躇せずに出せるお国柄ということろが、バズベイトみたいなもので魚釣りをしようと実戦できる素晴らしさでもありますが・・・。

とにかく本書を読んでいると、私が釣りやボートの世界で見たアメリカ的というのが、そのままスペースシャトルにも当てはまることが多くて、技術、時間、政治的なアメリカ的側面を批判する筆者に対して、スペースシャトルに限らず「それがアメリカでしょ」と思わずツッコミたくなる。






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