ティムコディーラーショー「ロッド編」(ベイトフィネス用)

2010-10-24 11:23:54

 さて、今度はディーラーショーで発表されていたロッドについて。今回のディーラーショーでのメインは「ベイトフィネス」。すでにゴールデンウィングで発売されて、品切れ状態が相次ぐGWT610CLP+J、GWT64CLJなどのアイテムなどのベイトフィネスシリーズが、なんとテクナやエナジーでも発売される訳です。

 関東レイクやレイダウン、杭、ロックなどのマンメイド系なら感度と引っ張った分だけ引っ張れるカーボン素材単体のゴールデンウィングが良いのですが、琵琶湖となるとバスのサイズも大きく、ストラクチャーもウィードが主となるのでトルクと粘りでラインブレイクを防ぎ、バスを浮き上がらせることにできるテクナ素材、エナジーなどの粘りが必要だとゴールデンウィングでの実釣時に何度も感じており、テストでも話題になっておりました。

 そこで今回の登場となったアイテムがこちら。
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 一気に何本発売するの!と驚かれる方も多いと思いますが、それぞれ必要なロケーションに分類すると、最低でもコレぐらいのアイテム数となったのです。

 分かりやすく私なりに分類すると「超ソフトティップ系」「中間系」「ハードティップ系」「ハードルアー系」という風にベイトフィネスは4種類に分類されます。

【超ソフトティップ系】
 「超ソフトティップ系」はダウンショットまで対応するマス針専用とも言えるモデル。ソフトなティップで喰わせを重視します。ダウンショットで大型サイズが出るときに、「ラインを太くしたい」そんな時、ベイトフィネスなら8ポンドも10ポンドも使用できますから、大きなアドバンテージが出てきます。さらに、ソフトティップが搭載されていますから、ワッキー掛けのNSや、水面引きなど、使用方法は考え方次第で様々、今までに無かった分野だけに、これからさらに進化してくるでしょう。

 これがソフトティップ系のテクナTAV69CULP+J 
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 そして、エナジーでも発売!
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 エナジーでは67のレングスとなっているのは、素材の関係上持ち重り感を減らすため。しかし、トルクはテクナに近いぐらいのものがある。


【中間系】
 続いて、中間系はベイトフィネスのオールマイティモデル。まずベイトフィネスを体験してみたいのならば、コレというアイテム。ソフトすぎるティップでもなく、張りすぎるティップでもない。いかなるロケーションでも使えるので、最初に購入されるのならば、この中間系をオススメします。
 ただ、この中間系はオールマイティと呼ぶのは、勿体無いぐらいの性能を持っています。この中間系がややレングスが短いというところが、開発担当の本気度を示しているのです。このやや短いレングスというのは、「ソフトティップ系」と「ハードティップ系」の両者をロングロッド化して、ピッチング性能を強化しているのに対して、ショート化することによって、シェイク性能をアップさせているのです。
 ですから、スワンプネコで微妙なシェイクを続けるなどのロケーションでは、この中間系が実は本気のシェイク竿として威力を発揮する訳です。ロングロッドでピッチングをするか、ボトムや中層でのシェイク性能を重視するかによっても、ロッドを選べるように設計されているのです。
 ちなみに、今年圧倒的釣果を記録したリアクションネコはこのクラス以上の硬さが必要で、実際に使用していたアイテムがこのテクナTAVGP65CLJでした。

 中間系はシェイク性能に特化されたアイテムなのだ。
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 琵琶湖でのキャスティング中心なら、このアイテムが一番かもしれない。実際、私も使用頻度の高いベイトフィネスロッドになっている。おそらく来期の一番人気として売り切れるかも?と心配しているアイテムなのだ。

 そしてエナジーでも。
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 ただエナジーは64ULと若干柔らかめのデザインとなっている。オカッパリとか、地方のリザーバーなどでも重宝されるだろう。エナジーの価格というのも、ユーザーの皆様にとっては魅力かもしれない。ベイトフィネスに疑心暗鬼な方はベイトフィネス用のリールキットと、このクラスからお試しいただければ、理解していただけると思います。

【ハードティップ系】
 さて、ハードティップ系は1/8oz前後のライトテキサスやジグ、カバー撃ちに対応したモデル。リアクションネコでもマルチスティックの5,5インチならば、こちらの方がティップがしっかりしている分、キビキビとしたリフトが可能となる。レングスも6フィート9インチとピッチング性能を確保しているため、マンメイドにライトリグを打ち込んでいくには最適。先日のマルチカーリーの動画撮影でもTAVGP69CLP+Jが活躍。マンメイドにスピニングでアキュラシーに苦労していた時代は、このアイテムの登場で終焉を告げたと言っても過言ではないでしょう。
 テクナで言えばTAVGP69CMJの下という位置に属し、ライトテキサス、オフセットのノーシンカーはこちらの方がティップ感度も高いので、今後の出番は増えそうな予感。テクナシリーズのベイトフィネスの使用頻度としては、65CL、69CLP+、69CULの順になってくるのではないだろうか?

 TAVGP69CMの弟分?ベイトでのライトリグなのでバイトは多い、そしてランディングも確実。
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 購入手順としては、まずは中間系を1本購入するか、一気にハードティップ系とソフトティップ系の2本を購入するというパターンがベスト。「結局、3本いる」と思ってしまうのが、怖いところで、その思いが今回のベイトフィネスロッドの大量新製品発表に繋がったのです。

 これもエナジーでは67とレングスは短くなる。理由は同様に「重さ」の問題。
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 今回はテクナと同時に同様アイテムがエナジーで発表されたのは、ガイドする側としても嬉しい。その理由は高価格帯だけでなく中間帯での発売で普及すればするほど、ゲストさんにキャッチしてもらえる魚が増えるし、新しいテクニックでキャッチする喜びを体感してもらえるからです。



【ハードルアー系】
 最後にハードルアー系ですが、こちらは私は研究中。プロト段階でも触れていないので、来シーズンの課題になりそうです。ステルスペッパーはベイトなのか?スピニングなのか?まだまだ先に進むことはありそうです。こうやって先に進めるのが、道具によるレベルアップというバスフィッシングの楽しい部分の一つではあります。


【注目のグリップ&ガイドシステム】
 さらに、これらのベイトフィネスロッドのうち、テクナのグリップに注目。
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 写真を撮り忘れたので、開発担当のブログから写真を拝借。(著作権は事後承諾してもらいます)

 このグリップやガイドシステムについては開発担当の方が詳しく書いておりますので、そちらを参照ください。私もベイトフィネスは左ハンドルで右手キャストの右手シェイクするので、明らかにツーフィンガースタイルでキャストしているので、このトリガーが一番使いやすいと思う。残念ながら、テクナにしか採用されていない・・・。

 もうこれで来期はベイトフィネスもほぼリールからロッドまで完璧に出揃っているので、ワーム、フック、ラインなどもベイトフィネスに特化していくでしょう。そういう意味では、来年のフィッシングショーでは、さらに進化したアイテムが見られるかもしれない。そして、「ベイトフィネスが特殊だった時代から持ってて普通の時代へ」と変わっていくでしょう。




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ティムコディーラーショー「ルアー編」

2010-10-21 22:10:50

 先日のディーラーショーでの新作ルアーの紹介。

 まずは今シーズン一番人気となったステルスペッパーの新色。
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 なんと!アワビカラー!これがあったら、チェイスしてきたバスもフックアップしてたかも?

 続いてはファットペッパー+の新色。
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 あれ?このカラー達って無かったのか!と改めて知った。特にオレンジタイガーは、どう考えても3月ぐらいには必要でしょ!

 続いてマルチスティックの新色。
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 個人的には一番下の蛍光カラーでI字引きで釣っていたので、オススメ。水面を引いた時に、目立つからバイトの瞬間が分かりやすい。I字引きには蛍光カラーが必需品。

 新色系は以上で今度は新製品系。

 国保氏監修のパワーグライド。
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 まぁ、冬からヘッドを削ってました。凸凹シリコンスカート装着で、ウィードや水の色に合わせやすい。ウィード(カナダモ)でテストしているから、当然の事ながら琵琶湖南湖で有効なジグ。

 そして、私監修のマルチカーリー。
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 まぁ、これについてはゆくゆく説明していくとして、テール部分のリブが飾りではない事に気付いて頂けたら・・・。どれくらいの方が、このリブの効果について理解して頂けるのか不安です。色々なウンチクは、今後ゆっくり説明してきますね。

 てな感じで、今回の主だったバス用の新作・新色。あとグロッキーとか、トローリングペッパーなども発売されるようです。まだまだフィッシングショーでも新作が出てくると思いますので、ご期待ください。

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19日は西本町で。

2010-10-20 23:05:45

19日は大阪の西本町に行ってきました。

西本町界隈には釣具問屋さんなどが多く、ここの周辺を回るだけで多くの関係者と出会います。

今日は「魚矢」さんと「中央」さんの2大問屋さんの売り出しがあったため、釣具店さん姿が目立ちます。

まずは「魚矢」さん前で、スポンサーである「よつあみ」の担当者さんに挨拶。
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挨拶中にも、プロショップアシダの芦田さん、ファイルルアーに福元さん、セブンパームスの川原崎さんと出会いました。

わずか50mぐらいでエバーグリーンのある「中央」さん。
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こちらも、多くの釣具屋さんがお越しでした。こういう売り出しの後に、各ショップに商品が並ぶ訳です。

さて、私は釣具屋ではないので「問屋」さんに出入りするのが目的ではありません。

この人の集まるタイミングで開催されているティムコのディーラーショーに顔を出してきました。
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会場はオフィスビルの1室で。
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釣具店さんが次から次へと来られます。

到着すると、開発担当と山岡君がいました。
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(新製品については、またあとのブログで紹介します)

その後は、ルアーニュース編集部で打ち合わせ。
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ルアニュー編集部は「中央」さんの向かいのビルにあります。

こうやって、西本町だけで用事の済む一日。沢山の関係者が来られていたので、有意義な一日となりました。

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