1月15~17日 B.A.S.S. Southan Open トホ湖の巻

2015-02-05 12:55:53 前の画面へ戻る

思い出し日記、さてさてお次はBASS SOUTHERN OPENのお話。

開催地となるのは5つ程の湖がキャナルで繋がるキシミーチェーンと呼ばれるセントラルフロリダを代表するフィールド。スタートサイトが位置するトホ湖が最北端に位置し、トホ湖だけでも南湖より少し大きいくらい、そこからキャナルを通じてサイプレス湖、ハッチンハ湖、そしてキシミーチェーンの中で最大のキシミー湖へ繋がります。このキシミー湖は南湖の倍ほどの大きさがあり、過去多くの優勝者を輩出しているのがこのキシミー湖。そのキシミー湖からタイガー湖、そしてまた別の湖へと繋がるのですが、事実上このタイガー湖までがトーナメントの行動範囲と考えてよいでしょう。

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この5つの湖で最も魚影が濃く、ビッグフィッシュが期待できるのは前述の通りキシミー湖。しかしトホ湖の最北端に位置するスタートサイトから、チェーン最南端に位置するキシミー湖の入り口まで行くためには50km程度の距離があります。全開で走れば実際の走行時間は30分程度なのですが、その道程の途中、トホ湖の出口に水位調整の水門が設けられており、ロックを通って通過する必要があります。

この狭いロックの中が大会のときは大変なことになります。
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ロックテンダーのおじちゃんとおばちゃんは大会当日は大忙し。

このロックは一度に通過できるボートの数が15艇程度と小さいもので、一回のロックスルーに要する時間は20分近く掛かります。スムーズにロックを通過出来たとしてもキシミー湖まで片道50分程度の時間を要します。
しかし、多くの参加者がこのロックを通ってキシミー湖を目指すことは明らか、おそらく200艇の参加者中、このロックを通過するのは150艇程。
そのためスタート時は1フライトのグループ以外は最低1度のロックの待ち時間が生じ、往路は1時間10分程は必ず掛かると思ってよいでしょう。また復路の場合も帰ってくるタイミングが悪いとロックの通過に1回の待ちが生じてしまうので、予備の時間を考えるとやはり最低1時間10分程度は見ておく必要があります。

もちろんこれはキシミー湖の入り口までのお話なので、実際はキシミー湖の中の移動時間も追加して考えなければなりません。もしキシミー湖の最南端やタイガー湖にエリアを持っていると移動に往復3時間程度の時間を割かれてしまうわけです。

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8時間程度と限られた時間でこの移動時間は大きく釣りに影響します。ならばスタートサイトのあるトホ湖で釣るのが良策では、みんなそう考えるわけです。時間を使ってリスクを負って遠くのエリアまで行くよりも近場で釣れればそれに越したことはない。少なくともトホ湖で多少の魚を持っていれば、ロックスルーの無駄な待ち時間をトホ湖の釣りに充てられるわけです。また復路の余ったエキストラタイムを有効に使うことも出来ます。

しかし、このトホ湖がそう簡単には釣れないわけです。私もプラクティスの多くの時間をこのトホ湖で費やしましたが、結果としてトホ湖では決定的なパターンを見出すことは出来ませんでした。

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今回の大会は寒波からの立ち上がり初期の段階で、スポーニングはまだまだといった状況。その状況下で重要な役割を果たすメーンレイクのハイドリラはワイルドライフによるハイドリラマネージメントの影響が色濃く残り、トホ湖のハイドリラは除草剤の散布と藻刈りで壊滅状態、キシミー湖もゲータグラスなどのマットカバーは壊滅的で昨年までとは大きく状況が異なりました。何れも低水温下のキシミーチェーンでは非常に重要な役割を果たすのですが、それらがほぼない状態でした。

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この状況下でバスを安定的に持っているのが少し深い水深のリッリーパッド。この時期の定番のひとつでもあり、有名エリアはプラクティスが進むにつれ多くの参加者が浮いているのが明白。またこのリッリーパッドの根が作るマットカバーは多くのフリッパーが狙い、直前プラクティスで既に取り合いの様相。

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つまりトーナメントのスタートはここから、ここから先をどう釣るか、他のパターンを探すのか、釣りを変えるのか、ロックスルーを戦略の中でどう処理していくのか。
この先がトーナメントの結果を左右します。で、ここから先の私の釣りはさすがに今回は遠慮させていただきます。

 いつも大会直前まで練習してしまうので、ラインの巻き替えや準備はブリーフィングまでの空き時間を使って。
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結果として初日11lb7、2日目11lb8とビッグウェイトではないものの安定したウェイトで35位という結果でした。

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ここフロリダのウェイトの作り方は、たとえば15lbという上位に絡むウェイトを作る場合3lbを5匹という揃え方は少なく、2lbベースのウェイトに如何に6lbオーバーのビッグフィッシュを混ぜるかという作り方になります。

2lb前後のグッドサイズでベースを固めることは上位入賞の一つの足がかりであり、そこから先は6lbオーバーが何匹入っていくかが勝敗を別けることとなります。このあたりはリザルトのウェイトを注意深く見ていくと良くわかると思います。

私はこの6lbオーバーのサイズを2日間とも入れることが出来ませんでした、もちろん大会中のかなりの部分はこのサイズを狙う釣りを展開したつもりです。もしこのサイズがどちらか一日でも入ると大きく順位は変わりますし、2日間とも入れることに成功すればカットも可能となる訳です。

奥が深いバスフィッシング、まだまだゴールは見えません。
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