遊漁船安全講習会

　16日は水産庁の補助事業による琵琶湖遊漁船業協会・社団法人全日本釣り団体協議会主催の遊漁船安全講習会です。

　琵琶湖遊漁船業協会の会長・南さんの挨拶で開始。

　本日は滋賀県警察本部から水上警察隊の隊長、警部補の方から琵琶湖水上安全条例についての解説、質疑応答が行われました。

　これまで琵琶湖遊漁船業協会で、行方不明者の捜索活動などを実施してきた為、県警と協会は良好な関係を続けており、今回の県警の説明会の開催に至りました。

 

　一番、参加者が熱心に耳を傾けたのは、5月1日から11月30日までの航行禁止区域の境界線。

　南側は頭山と鯉ヶ崎を結ぶ線とのこと。

　沖ノ島の南端が頭山

 

　この岬が鯉ヶ崎。

　鯉ヶ崎はペンションのある浜のすぐ北側になります。

　上空からの図。

 

 

　そして北端は天上崎と山鼻。

　飛び込み竿のある場所が天上崎。

 

　そして沖島の北端が山鼻とのことです。

 

　こうすると、やはり沖島の内側は１００％航行禁止となり、エレキも動力として認められないとの事です。

　ただ、沖島と東岸の間の中央付近は通過の為の航行は認められており、荒天時の危険回避のための進入も除外規定があります。付近で荒れている時は安全の為、避難することは可能です。

　それから、5月1日から11月30日なので、現在の12月は期間外なのでＯＫです。ただ、港内とか港の出入り口は安全の為、止めましょうね。

　県警の方のお話では、沖島の北端も南端も湖上では曖昧となるが、船長として条例の意味を理解して安全を最優先した行動をして欲しいとの事。

　また、漁業保険を扱う保険業者の方のお話では、「漁船は自動操縦を使っている為、プレジャーボートで漁船の進路にいる場合は注意して欲しいとの」お話もありました。漁船の通路となる場所は、細心の注意を払ってください。

　他には全日本釣り団体協議会からの事故状況の説明など。

　魚探の操作に注意していると事故が起こりやすいとの事。

　今回、参加した会員の方には、安全、安心の水産庁からのステッカーが配布されています。

　参加者のホームページやボートに掲示されると思います。

　これは琵琶湖だけでなく、全国の遊漁船業団体で実施されている事業なので、全国で遊漁船に乗る際にも参考にしてみてください。