大寒波に動けず

◆予想外の大寒波
　とにかく酷い。ここ数日間の天候は暴風雨がつづき、ガイドはおろか修理すらもさせて
もらえない。日曜日には南風の大荒れで半日終了、月曜日はメンテすらできず、火曜日は
ガイド中止という状態です。

　しかし、ここまで酷い冬将軍が12月前半にやってくるのは珍しい。本来ならクリスマス頃の
寒波であり、その頃をガイド終了時期に設定しているのですが、今年の寒波は予想外でした。

　おそらく、この寒波で南湖はチビバスのバイトは消滅しているだろうから、デカイサイズが一日
数バイトという世界になっているでしょう。あと、湖北がどうなっているかはかなり微妙、湖北の
数釣りがなくなっているようだと、このあとのガイドは苦戦しそうです。

◆ソリッド要ります
　湖北のガイドで強風が出た場合には避難場所で釣りをすることになります。そういう場合に
必要なのがソリッドティップのロッドです。ディープの10m前後をダウンショットで探る訳ですが、
その際に「重くなるだけのバイト」など微妙なバイトが多くなります。そのとき、普通のカーボン
のULクラスでは弾くことが多くて、釣れたとしても途中で掛かりが浅くて外れることが多いのです。
このことは特に高弾性カーボンで多発するので高価な高弾性カーボンを持っている方が軒並み
ゼロになってしまいます。

　それに対して、ソリッドティップのロッドならバイトが出た後もバスがワームを離す確率が低い
のでしばらくバイトが継続し、フッキングへ持ち込みやすく、刺さりも口の内部へと入るので
バラシが極端に減少します。

　ただ、ソリッドを勘違いされている方もいるようで、自動的に「ノル」というものではありません。
ドラッキングや引き気味にワームを操作している場合は自動的にフッキングしますが、普通の
一点シェイクのような状態では前アタリ⇒本アタリ⇒フッキングという動作となり、前アタリを
感じておかないと本アタリでフッキングが出来ないというか遅れ気味になります。
ただ、そこがソリッドでないと前アタリ⇒バイト消滅という図式になり、フッキングすらさせて
もらえないということになります。

　ですから、これからの時期の避難場所のディープでの数釣りに関しては、ソリッドが必要
という訳で私の場合FVR－SF６２SULJを使用しています。
他のソリッドモデルでも釣れますが、間違えないでもらいたいのは、「ペナペナなロッドであればOK」
というものではありません。ある程度、感度があってソリッドのソフトさがあるというバランスの
取れたものを選んで下さい。

　この辺りはソリッドやぺナペナロッドに共通しているのはガイドの重さだと思います。あまり安価
すぎる（10000円以下ぐらい）だとガイドが重すぎて、ディープの繊細なバイトは消えてしまうので
ご注意を。