可変バルブの取り外し

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DF175の可変バルブの取り外し作業。

 低速域から高速域まで安定した出力を保つために吸気側に設置されている可変バルブが一定時間数を過ぎるとバルブの軸を受ける軸受けが磨り減り、バルブを破壊する恐れがある事が判明。このバルブがシリンダー内の突入した際に、小型の破片ならば問題ないが、大型の破片が進入した場合に、ピストンにダメージを与える恐れがあるので、一定時間数を経過し、さらに可変バルブの軸受けの磨り減りが判明した場合、可変バルブを外した方が賢明ではないか?という判断からです。

 エンジンに知識がない方にとっては、意味不明な暗号のようでしょうな。
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 では、作業スタート!

 国産エンジンの場合、8mm、10mm、12mm、14mmのボックスがあればほとんど分解可能。外国製だとインチ規格なので、3/8,11/16,3/32などのインチレンチなどが必要。過去のエンジンがヤマハだったので、この辺りの工具はほとんど持っています。

 それでもsea starなどのパワーステアリングなどはインチ規格なので、結局インチの工具も必要ですが・・・。
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 エンジン上部から攻めて行きます。基本はパズル。外した順序の正反対から組み上げるので、外すときの記憶力が勝負!メモリーが足りるか?かなり不安になる一瞬です。

 なんとか外すことに成功!
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 ここまで1時間強の作業。神経戦であり、数多くのボルトを回すので手首が痛い!

 これが吸気の可変バルブ。
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 このバルブの開閉によって全域での淀みないトルクを実現してる訳ですが、問題点は軸受けベアリングが片側にしかなく、片側は差込式のためにエンジンの振動によって磨り減ることです。

 よく見ると分かると思いますが、軸受け部分が磨り減っています。
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 これが完全に破壊した場合に破片がブロック内へと進入してしまうと大事件に発展する可能性があります。

 500時間経過時で一度チェックした方が良いでしょう。使用状態によりますが、1000時間までには完全破壊する可能性が高いようなので、この時間経過前に外しておくか、新品に交換すべきでしょう。

 
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 私の場合は、可変バルブを外すことでトラブルの要因を無くすことにしました。これで全閉状態がなくなるので、吸気はエンジン全開時の時と同じになります。あとの走りへの問題はテストをしてみないと分かりませんが、同じ対処方法をした同モデルに問題がまったくないので、おそらく問題無しだと思われます。

 


テーマ:バスボート

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