日照り続き、渇水の危機から一転して増水「全開放水」となりました。

　琵琶湖の水位もみるみるうちに回復してきて、もう渇水の心配はありませんが、今度は増水による濁りが発生しております。本日も河川から濁りが入り、それを放水によってさらに湖中に引き込んでいるようで、明日辺りがかなりドチャ濁りになりそうな気配です。さらに南風の暴風のドラまで入って満貫コースで、ターンオーバーのような現象も発生しています。

　という訳で、渇水パターンを突き詰めていった訳ですが、急遽、増水パターンを探す羽目に。もう、これだけ変化すると「どうにでもして」って感じなのですが、それでも探すことが仕事なので右往左往しております。

　そうやって探して、「これ答えかな？」と気づいて、そのラインを見ると、もう他のガイドさん達が並んでいたりする。こういう時「さすが」と思わず感心するのですが、同時に「やられた」と焦ることもあります。また、釣れていたスポットでもすぐに発見さてしまいます。日曜日には1艇、今日も昨日までの50アップエリアに2台もガイド艇が・・・「あ、そこが釣れるのに・・・もう釣る場所ないやん！」となった訳です。

　それにしても、ガイドというのはやっぱりバスを見つけるのが上手い人達です。一般の人ならそこまで見つけられることはないのですが・・・ガイドはバスがいれば必ず見つけますね。それが仕事ですから当然なんですが・・・

　さて、明日からもまた次のパターンを探してきます。

　更新再開となりましたが、この１週間の琵琶湖は最悪でした。

　北陸、東北に停滞した梅雨前線にめがけて南風が吹き込み、大荒れ。南郷の放水も５ｔ、１５ｔという僅かな放水に南湖の水は停滞し、アオコが発生する有様。さらに南風で大荒れで逆湖流、ターンオーバーというグチャグチャコンディション。もうこれ以上はないというぐらいの状況です。ですから、活性は次第に低下する訳でガイドに出た日には５５ｃｍを釣ったものの４０アップの数が全然出ません。ほんと１匹のバスを大切にしないといけない状況でしたし、あとは暴風ガイド中止ともっと最悪な状況でした。

　この状況で週末を迎えるので、当然最悪の状況だと思うのですが、かろうじて梅雨前線が南下してきたので、雨パワーのプラスパワー勝つか、アオコ、ターンオーバーの水質悪化のマイナスパワーが勝つのか？どちらに転ぶか分かりませんが、週末に戦々恐々しております。

　おそらく、このまま雨が降り続ければ、水位も増加して、南郷の放水、水の復活となり釣れるようになると予想されるのですが、それがいつになるのかは分かりません。すべては雨の量次第です。前線も近い位置にあるだけに、大荒れも予想されるので来週にかけて中止という状況も想定しています。

　そういえば、昨年も新潟で洪水が発生していた時に、琵琶湖は大荒れでした。「北陸の大雨」は「琵琶湖の南風大荒れ」なのです。皆様に良いコンディションで楽しんでもらいたいのですが、天気次第のことなので、こればかりはどうしようもありません。