リザードなお話の巻

 

 今期は未だ米国滞在中ですが、こちらの春の定番といわれるルアーに「リザード」の形をしたワームがあります。

 

 日本ではあまり馴染みのないワームですが、こちらではスポーニング時期の定番として私の知る限りそれこそ30年近く前から多くの釣り人に愛用されている定番中の定番ワームです。

 中でもZOOM社のリザードは良く出来ていて人気が高く、ブラッシュホグやスワンプクローラーなど様々なヒットルアーがある同社ですが、実は私が初めてZOOM社のワームを知ったのもこのリザードのワームがきっかけでした。

 

 20年ほど前、当時、ビッグバスで沸くあのレイクフォークを訪れた際にショップのイチ押しワームがこのリザード。

 

 こちらでは非常にライブベイトフィッシングが盛んで、中でも本物のイモリはビッグバスに効くらしく、そこから生まれたのがこのイモリのかたちをしたリザードとのこと。なんでもイモリはエッグイーターらしくバスのスポーニングベットの卵を狙うことから、バスは攻撃本能を触発する四足のこのリザードが釣れるらしい…。この種のお話は昔から釣りしている方だとご存知かもしれませんね。

 

 私個人としては、リザードは四つの足の小さなカーリーテール、及び尻尾のテールが水を掴み、ワーム自体がスローに落ちることから、サスペンディッド状態にあることが多い春先のバスのコンディションに合うのでは、との説を信じてます。

 

 いずれにしてもあまり日本では使われることの少ないタイプのワームですがもしかしたらスゲ～釣れるかも、ぜひお試しを。