ランディングに関する質問

2008-12-21 08:14:42

Q,初めてメールさせていただきます。
H(090-3856-××××)といいます。

犬山から南湖に通う30代前半の「半オッサン」バサーです。
毎日HPの更新を楽しみに拝見しております。
リールのハンドルの話など、非常に参考になる内容が多く目からウロコでした。
来年度はぜひガイドを申し込んで自分のレベルアップをと考えています。

さて、琵琶湖でのバス釣りにおいて、悩みがありメールさせていただきました。

今シーズンからサイズ狙いで南湖に通っていますが、その甲斐あって念願の初ロクマル捕獲に成功しました。

しかし、同クラスはシーズン通して10本くらい掛けましたが、ことごとくラインブレイクあるいはフック折れで、結局上がったのは2本のみでした。悔しいのは当然ですが、針がついたままと思うと心が痛みます。

使用していたタックルはMHのベイトロッドに14~16lbフロロや、MLのスピニングでPE16lb+リーダーフロロ14lbなど、通常ではヘビーといわれる部類です。(琵琶湖ではスタンダードなのでしょうが・・・)

そこで、ベイトタックルでもドラグをちゃんと機能させようと試みておりますが上手くいきません。

一般的に言われるように、ライン強度の1/3程度で滑り出すようにすると、ディープホール等ショートレンジでは上手くやり取りできますが、ロングキャストでテキサス等を使った場合、フッキングで滑ってバラしてしまいます。やはり場所や使い方にあわせ調整が必要なのでしょうか?

「常にフルロックで引きに合わせてクラッチを切る」、と言う人もいますが(昔は自分もそうでした)、
やってみたところ強烈なダッシュでクラッチを切る間もなく瞬殺されたこともありました。

経験が全てのような気もしますが、ガイドの方々はベイトタックルでロクマルクラスを相手にする場合、
どのようにラインブレイクを防いでおられるのでしょうか?
(20lb以上なら切れない?)

あと、テクナの「粘り」はラインブレイク防止には有効ですか?

ちなみに、私はバス歴18年です。
スピニング(フロロ4lb)でのやり取りでは最大57まであげてますので、
そのあたりの基本的なスキルはあると思います。

お忙しいところ申し訳ありませんが、アドバイスいただければと思います。長文失礼いたしました。


A、ロクマルクラス10本に、18年のバス暦とはかなりのベテランアングラーさんのようですね。

さて、ロクマルクラスのランディングですが、ラインは14ポンドや16ポンドというのはヘビテキやラバージグでは細いと思います。ヘビテキには25ポンドから30ポンド、ラバージグでは16ポンドから20ポンドが最近の標準的な太さとなっております。ですから、お使いのラインが平均的に細いと思います。

あと、ラインはリグのディスタンスによって変化します。

例えば、至近距離のヘビテキには30ポンド、やや投げのヘビテキには20ポンド、ラバージグでロングキャストで跳ねる場合は16ポンドという具合です。あとはロッドが硬ければ太く、柔らかければラインは細くというのは鉄則ですが、その辺は経験がおありのようですし、お分かりだと思います。

ドラグですが、「一般的に言われているように、ライン強度の1/3程度で滑り出すようにすると」との文言は初めて聞きました。雑誌とかに書かれているのかもしれませんが、ベイトのドラグ調整などしている人は、私の周囲にはほとんどいませんし、私もドラグは絶対に滑らないようにフルロックあるのみです。

よく、ゲストさんで保管の際にドラグを緩めていて、フッキングに滑っている事例を見ますが、とにかくドラグは閉めておかないと、ヘビーなフックが刺さらないので、ドラグのフルロックは絶対だと思います。

ドラグをフルロックして、ロングディスタンスならボート際まで寄せてくるか、あるいはちょっと相手が走り出したら、エレキ操作によるボートで追いかけてから、ボート際でボトムよりやや上まで浮かせて、その段階からクラッチ切りで対応します。

たまにクラッチを切れないこともありますが、クラッチが切れないのはロッドを曲げていないからで、ロッドを立てて曲げていれば、バスが走ったときに、倒すことが出来るので、倒された瞬間ならば、テンションが僅かに弱めになるのでクラッチは切れるはずです。ただ、本当に瞬時の動作なので、経験がものを言う世界でしょう。

あと、テクナに関しては、私が言っても宣伝に聞こえてしまうかもしれませんので、1本でよいのでご自身で試して頂くしかないかと・・・。おそらく経験のあるHさんでしたら、違いが分かっていただけると思うのですが・・・。試すなら、スピニングのTAVGP62SUL,ベイトのTAVGP69CMJ辺りが、年間の使用回数の多いロッドなので差が分かりやすいと思います。

最後に、18年の経験と年間にロクマルクラス10本という釣果や内容をお伺いする限りは、ガイドフィッシングではなく、ご自身で自分の釣りをしていかれて方が良いと私個人は思います。それでも、釣りにマンネリを覚えたり、何か刺激が欲しくてという時には、一度お試し下さい。

ここまで経験をお持ちで、「基本的なスキルはある」とのことですから、ラインやランディングも試行錯誤しながら、色々試してみてください。そういう「試す」というのも釣りの楽しみですし、Hさんぐらいのレベルの方の場合、ガイドに来て「簡単に知ってしまう」レベルではないように思うのですが、いかがでしょうか?

テーマ:よつあみ

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ラインに関する質問

2008-12-09 06:31:00

Q、初めてメールします。
11月14日に「バイブレーションに関する質問」でお世話になりました埼玉県人の相方、埼玉県人その2です。

「ガイドに必要なタックル」では全てのタックルにフロロラインが使われております。

プラグ用にもフロロとありますが、その理由を教えていただけますでしょうか?
こちらはプラグ用には通常ナイロンラインを使用しています。相方はPE+フロロリーダーですが、こういったセッティングはいかがでしょうか?

来年は2名まとめてお世話になりたいと思い、日々平村さんのお薦めルアー探しに余念がありません。お会いできる日を楽しみにしています。では!

S(当方にて氏名省略)
埼玉県春日部市在住
090-//////////


A、フロロを使うのは感度の問題です。ウィードをクランクで当てて、かわすには感度が必要でナイロンでは感度不足からウィードに接触した瞬間が分かりづらいために使用しません。

あと、ナイロンに比べて細いラインを使用できるのもメリットです。同じポンド数で引っ張り強度が同じであっても、表面の傷の入りにくさから、フロロの方が細いラインを使用できるために、クランクなどでは最大深度が深くなり有利になります。

PEを使わないのは飛距離の問題です。フロロよりも滑りの悪いPEでは、どうしても飛距離が落ちてしまいます。琵琶湖の場合は広大なウィードエリアにロングキャストする機会が多いので、PEよりもフロロの方が適していると考えています。

ナイロンを使うのはトップシーズンぐらいで、スピニングの場合はタックル数が増えるので、フロロのままで対応させてしまいます。

まぁ、このあたりは15年近く200日から300日近く釣りをしてきて私も何度も試しましたが、結局、フロロに落ち着いてしまったのは、それなりに「使いやすかった」からでしょう。本当は、一から試していただいて、普段のラインで通用するかどうか試してもらいたいのですが、おそらくガイドが1日だと、それで釣れなかったら、オシマイとなってしまうでしょう。

一日勝負なら「鵜呑み」で、何度も琵琶湖にチャレンジされるなら、「ご自身のパターン」で釣ってみてください。釣りですから、絶対というのはありませんので、色々試すことも重要ですが、問題は時間だと。

多分、S様が今お使いの道具というのは、今行かれているフィールドで適したものだと思います。水の透明度、ストラクチャーの質が異なるために、投げる距離もルアーも異なると思います。そのため、ラインも異なるのだとご理解いただければ・・・。

テーマ:よつあみ

伸びるフロロに要注意

2008-08-18 23:39:43

 何度も何度も申しておりますが、ラインだけは安物を買わないでください!

 今日もヘビテキ1本勝負と威勢よく出撃したのですが、私と一人のゲストさんにはバイトが出るのですが、もう一人のゲストさんにはノーバイト。同じようにアクションしているハズなのに、どうしてもバイトが出ない。

 朝のタックルを見せていただいた段階で、「これナイロンですか?」とゲストさんにお聞きしたら、「フロロです」と自信を持ってお答えになったので、それほど気にせず半日以上が経過。バイトが出ないのが一人だけというのは絶対おかしい?と思ってタックルを触らせてもらうことに。

 すると、やはりラインが伸びるためにウィードに掛かったときに感覚が甘く、今日のバイトは特にショートバイトだったために、これでは絶対に見逃してしまう。

 ちなみに、リールから第1ガイドまで(約40cm)で普通のフロロと比べて2cmちかく余分に伸びていました。ということは通常操作している12mで60cmも余分に伸びている訳ですから、(極論を言えば)バスのバイトも60cm余分に引っ張るぐらい活性が高くないとロッドには感じない訳です。

 フロロだと表示がされているのかもしれませんが、実際にはナイロンよりも伸びがあるラインのようで、伸びがあることをうたい文句にしてあったそうです。フロロを使うメリットは、その表面強度からくる対根ずれ性能、沈みの速さ、感度とある訳ですが、ヘビテキの場合には伸びのなさから来る感度とフッキングの良さがメリットとなります。ですから、この商品のように伸びがあるというのは何のメリットもない訳です。

 ですから、できるだけ感度の良い、伸びの少ないラインを選んでください。高価なラインはたいてい、こうした性能を持っている訳ですから、100m1500円以上を目途にしてみてください。

 4万もするガイドに来て、数百円のラインを節約して釣れなかったらもったいないと思います。節約するなら100mのラインを2回に分けて50mづつ使うなど、工夫をして節約してください。節約するところ、しないところを間違えないようにご注意を!その辺りも釣りの経験というものですが・・・。

 

テーマ:よつあみ