表示はフロロ、でもナイロンなんです。

2006-07-25 01:18:49

釣りをする中でラインが一番重要です。

ルアーやロッド、リール、フックも確かに釣果の差になりますが、釣ってもらう中で一番気になるのがラインなのです。

しかし、ラインって地味で面白くない。テストをしていて一番苦痛なのが、ラインのテスト、二番目に苦痛なのがフックのテストでしょうか?(でも、私が一年間で一番テストすることが多いのが、このラインとフックだったりします。それだけ、釣行回数が多いから、これらのテストにはもってこいの人材なのでしょう。)

さて、ラインについて間違いの中で、一番多い例は全てナイロンセッティング。別にナイロンじゃ釣れない訳ではありませんが、ナイロンラインは伸びがあるので感度が落ちます。せっかく感度のよいロッドを持ってきても、ラインが伸びるから、ボトムがとれない、バイトがとれない、という理由で多くの魚を逃してしまいます。

続いて、多い例が、パッケージにはフロロの文字があるけど、伸びるフロロで結局ナイロンと同程度の感度しかないものを購入されるケース。

朝に私がラインを引っ張って「これフロロですか?」とたずねると、ゲストさんは「フロロって書いてありました」と回答されます。でも、フロロと書かれていて、実はナイロンだったりするケースもあり、よーくパッケージを見ると「フロロのようなナイロン」と正確にはナイロンと書かれたりしている商品があります。

また、場合によってはフロロなのですが、最終加工でしなやかさを増したためにナイロンのように伸びてしまい、感度がないモデルもあります。

ですから、同じフロロと言っても、千差万別であり、実際に手にとって伸ばしてみたり釣ってみて感度を測る以外に選択の方法はありません。

そのため、一銘柄で使っていて、安心できるラインがあったら、全て同じラインを購入された方が良いでしょう。間違っても、店頭に、このラインしか売ってなかった!というような消去法的なライン選択は止めて下さい。たいてい、こうしたケースの安売り品で、痛い目に遭いますから。

しかし、これをロッドに当てはめると、たとえば、テクナGPを買いに行ったけど、売ってなかったから、安売りロッドを購入しました。という例はあり得ないのに、ラインだとついつい購入してしまうというのは、ラインの購入があまり面白い事ではないだからでしょう。

このように釣具屋での買い物で一番面白くないラインですが、重要ですから、是非慎重に選んでください。










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詳細・ご予約

携帯水没ショック大!

2005-05-30 01:27:00

◆携帯水没

 金曜日、携帯がない!電話をかけても留守番電話サービスに繋がる。まさか、もしや、と思いましたが、どこにも携帯がありません。朝にトレーラーかボートのデッキ付近に置いたままボートをランティングしたような気が・・・

 トホホと思いながらも、携帯を購入しなくては安全も予約もなにもかも仕事が始まりませんので、ガイドのお昼タイムに早速購入することにしました。1年未満で2万6千円也!メモリー自体は1ヶ月前まで使用していた携帯が手元にあったので、わずかばかりのメモリが飛んだだけで済みましたが、ミスとしては結構痛い。

 しかし、現代生活において、携帯の紛失、故障はかなりの致命傷。パソコン、携帯はトラブルと思わぬ事態を引き起こすだけにバックアップは欠かせないと再認識させられました。今あるホームページのデータもそろそろバックアップが必要な時期だけに、しばらくメンテナンスのため休日を作ろうと思います。

 ボート、タックル、パソコンとあらゆるメンテが必要な5月末なのでした。


 尚、今回の水没につきまして、7月9日(土)の予約のM様のご連絡先が不明になってしましましたので、申し訳ございませんが、メール、電話等でご連絡下さいますよう宜しくお願いいたします。


◆琵琶湖オープン取材

 さて、日曜日は琵琶湖オープン取材のためガイドはお休みでした。結果はやっぱりというべきサイトフィッシング。この時期にサイト以外に勝ち目がないのが、トーナメントの常なのですから、そうすることがベストなのですが、それだけでは面白くないと思う今日この頃なのです。

 サイト、雑誌での特集されてたりして、昔はタブーとされた技術が当たり前のようにサンデーアングラーも楽しんでいます。もちろん、ガイドでもゲストさんの希望や状況に応じてはすることもありますが、全てサイトに頼るというのも面白さに欠ける訳で、正直、飽きています。トーナメントの取材を何度も続けていると4月、5月は全てサイトとなるのは当然ですが、どう書いても、ネストのあるところで見て釣るということで、ネタ的には新鮮さが無いような気がするのです。それに卵への影響も気になるというのもありますし・・・

 そういう意味ではサイト以外のパターンで優勝が出て欲しいという望みはあったのですが、さにあらず。半分予想とおりの結果でした。ただ、決して、サイトで釣ることを批判している訳ではないので誤解のないように。あくまで、書き手としてネタとしての変化の無さが面白さに欠けるというこちらの事情ですから。


◆安全対策

 JR西日本の事故から、日々の安全に対する憂いを放置すると大事故が発生するという図式を見せられると琵琶湖のバスボートもそろそろ何らかの対策が必要なのではないか?と思うわけです。
これから夏を迎えて、ますますプレジャーボートが増加する時期になるだけに心配です。しかし、警察を含め行政がこれほどまで危険な状況を放置しているというのは、大事故発生で、全面航行禁止というシナリオを作っているのかと疑いたくなるほど。そういう大事故が起こらなければいいのですが・・・、小さな事故は毎週のように耳にしていますし。

 たまに経験の少ない方の運転するボートに同船させてもらうことがあるのですが、危険極まりない。右舷避行など湖上交通の基本ルールを理解されていない上に、周囲のボートがまったく見えていない。同船していると「降ろして下さい」と泣きそうになるドライビングの方がかなりおられます。

 これは逆の立場から考えれば、いくら安全に自分が注意していても他船が突っ込んでくる可能性はゼロではないということです。ちなみに、陸上の場合だと事故になった場合、停車しているのなら過失責任ゼロなのですが、湖上の場合、停船していても湖上という危険な場にいるため過失があると判断される場合が多いのです。

 そこで、夏の安全対策をどうするか、特に土日です。結構、頭痛の種でもあり、8月はプレジャーボートの多い午後のガイドを安全なエリア、時間帯に行えるように調整したいと思います。第1に安全、第2に釣果、そういう体質を忘れずにガイドをしていきますので8月の土日はボートの多い時間帯調整などを図ると思います。神経質過ぎると笑われるかもしれませんが、万一、事故発生となれば、即廃業というのも間違いないのです。ゲストの皆様に安全に釣りをしてもらうというのは50アップを釣るよりも大切な仕事なのです。


◆大熊氏のロシア人ガイド

 ブログのサボり癖が伝染した我が日記ですが、大熊氏の日記を見ていてロシアからのゲストさんのページを見ました。あれは必見ですが、本人から面白おかしく聞かされた内容がマイルドになっているのは残念。是非、機会があればガイド時にも直接伺ってみてください。大笑い??

 私の場合、アメリカからのゲストさんは何度か経験はあります。軍関係の方、金融関係の方が多く、何度かありましたが、やはり釣り関係の会話は成立するものです。ただ、送迎などの日常会話はまったく駄目で、その辺は語学が堪能な方がうらやましい限りです。

 過去の経験で、オール「シマノ」セットという方がおられました。「I like simano.」

 でも、あなたのヒットルアーはTDバイブですから。残念!


◆やっぱりナイロンラインで失敗する

 初めてのゲストの方で一番多いのが、フロロとナイロンの差を甘くみていること。たとえばフロロ12ポンド指定のタックルセッティングをナイロン12ポンドで来られて、そのままラインブレイクするパターン。琵琶湖のデカバスにはそういう僅かなミスは許されません。特に55cmを超えるようなバスには一つのタックルミスも許されない。ライン、フック、これらが一番手、ロッド、ルアーが2番手、最後にリールという準になるのですが、一番大事なラインをミスチョイスされることが多いのでご注意を。

 ちなみに、私のスポンサーである「よつあみ」社の新製品DARMは昨年のテストで文句なしの商品でした。ラインというのは文句がない=なにも感じない=ストレスがないという商品が一番で、なにか悪さを感じる減点法で評価されるものという気がします。使っていて問題のないものが一番。あとスピニングリールはD社のものが糸寄れが少ないです。他社よりも糸よれ防止の技術が進んでいるからだと思います。




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遅れまくり!

2005-04-08 07:07:00

 今週は随分と日記の更新が遅れてしまいました。「1日の時間があと1時間増えたら更新できるのに」と毎日思いながら過ごしておりました。では、一気に更新します。

 4月4日、強風激荒れの中、関東からのゲストさんが到着、さすがに普通は中止ラインだったのですが、大型ボートのレンタルが出ており、西岸に張り付けばなんとかなる状態。しかし、レンタルの方は「よくこんな状況で出るな」と思う。

 マリーナ側は朝に中止でもいいと申し出られたそうですが、それでもお客さんに判断してもらうと出ると判断されるそうです。「せっかく来たのだから」という思いで、「出るな」と言われない限り、出艇されるのでしょう。しかし、湖上に出れば、誰も助けてくれない。というか助けられない。

 この辺の感覚が非常に難しく、湖上では転覆、落水をしてもすぐには助けられない。本人が携帯で連絡しようにも水没しているのだから無理、周囲にアングラーがいればよいが、こんな大荒れの日にボートオーナー達が出ないから人はほとんどいない。となると、その場は自分で解決するしかない。いわいる自己責任というやつです。基本的にボートに一度乗れば、船長ですから全ての判断を要求されるわけで、自分の安全は自分で確保しなければならない。「マリーナが出してくれたから」という甘えた気持ちは荒れ狂う湖上では消えてしまう。

 さて、私の場合も風がおさまる11時頃になって、ようやく出艇したが、強風でまともな釣りにならず、なんとか1匹だけ釣ってもらって、あとは退散でした。

 その日の夜、アメリカから帰国中の小島宏氏が遊びに来てくれました。夜になって大熊氏、関根氏と私という4人で食事をする。原稿があったのですが、すぐに帰国してしまう小島氏との食事だけになによりも最優先させて深夜1時ぐらいまで駄弁る。

 それにしても、このメンバーでの会話は面白い、目の前にスピナーベイトを並べて、ブレード別に必要なカラーを相談しても、皆が年間100日以上10数年釣りをしてきたメンバーですから、「琵琶湖の○○というロケーションならこれ!」というように自然と同じ色が浮かんでくる。

 釣りの話も当然ですが、社会情勢や人生観までこれほど近い仲間というのは数少なく、全員苦労していますが、釣りに対して真摯に打ち込んでいるのは素晴らしい。結局、話は尽きず、タイムアップで終了。もっと話したかった。

 4月5日、推定50アップという引きのバスだけラインブレイク、40アップはライブウェルに入った。ラインを引っ張ってみると、プツと簡単に切れる。ガイド、ロッド、リールとそんなに贅沢にお金を使えるのに、どうしてラインだけは安物なのですか?と聞いたら、毎回巻き変えるとおもってとのこと。ですが、あまりにも酷いラインでした。5ポンドという表示ではなくて、一度テストしてみてくださいね。ラインは安いからという理由ではなく、安心できる商品を選んでください。毎回違うラインを購入するなんて怖くて出来ないことなのですが、値段や売っているものだけで購入されている方が多いようです。

 私はよつあみサポートを受けていますから、DFCニトロンを使っています。これが良いのはもちろんですが、このラインの特性を理解しているから、これだけ引っ張ったらヤバイとか、この程度の根スレなら大丈夫と理解できているから安心してランディング出来る訳です。もし、これが毎回違うラインだったら、そんな簡単に限界点で操作できません。ラインはコロコロ種類を変えるのが一番難しいことなのです。

 改めて、安物ラインは本当に酷い製品があるので要注意です。魚をもって帰ってくるのはラインですから。あるゲストさんは、度重なるラインブレイクに懲りて、某社の高級ハリス用フロロを購入されるようになりました。さすがに、それからラインブレイクは減りましたね。ロクマルブレイクしてからでしたけどね。



 4月6日、天候は崩れ気味で期待される一日でしたが、いまいち、数はそれなりに釣れるがメスが釣れない。なにかパターンが違うな。このまま週末だとヤバイ。


 4月7日、長年のゲストのKさんのガイドでした。ゲストさんとのお付き合いも長くなると、ガイドもゲストさんも緊張感は低い。朝8時になってもゲストさんは現われず、私は車内で睡眠、ようやく湖上に出たかと思えば、アングラーズインでビールタイム。ボート上でも世間話やお互いの私事を相談したりとまったりと過ごす。でも、きちんと釣りをしてりいる訳でジグヘッドで小型サイズしか釣れずに、バイブレーションにパターン変更で大当たり!夜は夜で、ゲストさんと焼肉タイム。

 長年のゲストさんの場合、全てのパターンを経験されておられるので、落ち着いておられます。これからは、ガイドは思いっきり釣る方と、こうして湖上のまったりとした時間を過ごす方の二極分化しそうです。ガイドもいろいろ、ゲストさんもいろいろ。でも、ちゃんと大潮らしい釣果にはなってます。

 


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