増えている?減っている?

2008-05-12 12:17:56 前の画面へ戻る

 先日、ボートを止めている向かいのオジサンから「最近、外来魚は増えているらしいなぁ~」と妙な話を伺いました。

 琵琶湖で釣りをしている方なら、ここ数年でブルーギル、ブラックバスは極端に減少しているのには気づいておられるとは思いますが、どうやら下の記事が原因だったようです。

 京都新聞5月11日付けより引用
 
 『外来魚回収 過去最多15・1トン』
滋賀県、「海づくり大会」効果

 釣り上げたブラックバスなどを入れる外来魚回収ボックスからの回収量が、昨年度は取り組み開始以来最多となった。設置している県は、昨年の「全国豊かな海づくり大会」に併せ、各地で外来魚駆除釣り大会が開かれたことなどが原因とみている。

 昨年度、琵琶湖周辺に40基設置されている外来魚回収ボックスから13・4トン、同じく30基ある回収いけすから1・7トン、合わせて15・1トンを回収した。前年度より1・2トン増え、2003年度のスタート以来最多となった。

 県琵琶湖レジャー対策室は、外来魚と地域通貨の交換事業などが奏功し、条例による外来魚の再放流禁止が市民に広まったことも理由の一つとみている。

 対策室は「今後も回収量が増えるよう、市民団体や学校などが行う釣りイベントに積極的に協力していきたい」としている。。


 記事をしっかり読めば、回収された量が過去最高だということが理解できますが、なんとなく眺めていると、釣りをしない市民の方からにとって外来魚が凄く増えたように感じるのでしょう。

 湖中の魚の量のことですから、回収量や漁獲量が増えれば「増加」、反対に減れば「減少」となってしまいます。この記事からすれば、「滋賀県の施策が成功して、外来魚の回収量が増えた」ということになりますが、なかなかそこまで理解してもらえないようです。

 しかし、琵琶湖の生態系回復、漁業資源の保護にために、外来魚を回収することは「目的」ではなく、在来魚を増やすための「手段」のはずです。近年、「手段」が「目的」になってしまったように思えてなりません。今回の記事からくる話のように、この手に話題になるとどうもピントがズレた話が多いのが特徴です。


テーマ:雑記帳

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