アーカイブ:「2008/6」 4 件

フックに関する質問

2008-06-02 12:52:00

Q,突然失礼致します。いつもブログを拝見しております、Aと申します。今回は、フックについて質問がありご連絡致しました。
と言いますのは、ここ1ヶ月で2回もフックをバスに折られました。タックルセッティングはどちらも同じ、6ポンドフロロラインにスワンプネコ、FINA フィネスガード#2でのことです。どちらもアタリを感じ、巻いている途中に起こりました。1度目は、新品のフックではなかったためだとも思いました。そこで、それからは毎回新品を使っていましたところ、2度目のフックが折られると言うことが起こりました。
琵琶湖での釣り歴は3年ほどになりますが、これまでフックが折られたことは1度もありません。よくあることなのでしょうか。また、その対策として何か御座いましたらご教示願います。フックを折るとは、余程のデカバスかと思うとかなり悔やまれます。
お忙しいところ、申し訳ありませんが、お教え頂ければ幸いです。宜しくお願い致します。

A、M


A、残念なことにフックを折られたとの事ですが、私の場合フィネスガードでゲストさんが何度かフックを曲げられたのを目撃したことがあるのですが、私自身は折れるというのは根掛りの時だけしか経験しておりません。この場合のフックが曲がるというのは5ポンドではラインブレイクするだけで頻繁には発生しませんが、6ポンド使用時にドラグを出さずに耐えすぎるとフックが曲がるということはあります。ただ、折れるというのは余程、フッキングが甘くて浅い掛りでランディングをしないと折れないと思うのですが・・・。

 さて、あくまで推測ですが、原因は、1、「フックが細すぎる」2、「ランディングが強引すぎる」の2点になると思います。
 
 そのフックを折られた状況を見ていないだけに、なんとも原因を推測するのは難しいのですが、ロッド、ライン、ランディング、ドラグ調整とフックの軸、ゲイブの幅が密接な相関関係で、フックが伸びたり、折れたりします。

 例えば、ロッドがHアクション、ラインは20ポンド、ベイトでドラグ締めまくりの状況で、小型細軸のマス針を使用したらならば、100%フックは折れるか曲がることでしょう。

 また、ロッドがULアクション、ラインは2ポンド、スピニングでドラグずるずるの状況で、太軸のオフセットフックを使用したならば、今度はフックは折れたり、曲がったりしない代わりに、バスに刺さらずにフッキングができずにバラシてしまうでしょう。

 要するに、フックが折れる曲がるというのは、トータルバランスの世界であり、どれか一つでも間違っていると、そこに負担が掛かる訳です。そのため、ロッドをヘビーにしたら、「ラインは太く、フックは太く、フッキングは力強く」という流れで全てを変更しなくてはなりません。

 今回のご質問の中では、ラインはフロロの6ポンド、フィネスガードの#2というところまでしか分かりませんので、あとはロッドが硬すぎるのか?それとも、ドラグを締めすぎているのか?フッキングが決まっているのか?ランディングで寄せ過ぎているのか?が分かりません。

 そのため、解決策としては、上記の点を改善していただくか?トータルバランスの中でフックをもう一つサイズを大きくする(太くする)などの方法があると思います。ただ、今度、フックの太さを太くした場合には、フッキング時の刺さりが甘くなる可能性はあります。(フィネスガードよりも太くするならば、同じFINAならばパワーフィネスというネムリ型のフック、もしくあhアメリカでよく使われるシャイナーフックなどがお勧めですが、パワーフィネスやシャイナーフックなどの大型のマス針の場合、ラインは最低でも8ポンドぐらいは欲しいのです。)

 このように、フックというのは全体でのバランスの中で、さらに個人個人のアングラーのランディングスタイルとも大きく関わりますので、一概に決めることができません。

 例えば、ある人は「ヘビテキにはVMCなどの超太軸フックが最適だ」と言います。こういう方は硬いロッドを振り回して、思いっきり25ポンド以上のラインでのけぞるようにフッキングしています。しかし、そのまま私のゲストさんなどに使ってもらうと、たいていフックが刺さらずに終わってしまいます。それはフッキングが弱いからです。

 そういうときは、私はゲストさんにFINA951#4/0あたりをヘビテキに使用してもらいます。これだと少々フッキングが甘くても針は刺さってくれます。しかし、このフックを前出のような思いっきりヘビータックルでフッキングする方が使用すると、伸びて曲がってしまいます。そこで、同じFINAでもパワーステージという太軸フックが用意されております。

 ちなみに、私自身の場合はフィネスガード#2でバスのランディング中に折られた経験も伸ばされた経験もありません。おそらく、このフックを長年使用しているために、限界点を知っているからだと思います。「6ポンドなら、これぐらい、5ポンドなら、これぐらい」という感じで、ドラグを出したり、ロッドを倒したりしながら、限界を超えないようにしているからだと思います。ですから、逆に、他のフックに交換(軸を細くすると)無理をしたりして折られたり曲げられたりするか、逆に(太くすると)針をさせずにバラシをしてしまうかもしれません。

 フィネスガード#2を使う場合のタックルは、テクナTAVGP62SULJ、ニトロンフロロ6ポンド、スワンプなどのネコリグです

 あと重要な点は、ダブルガードを1本切ってシングルガードにすることです。これで刺さりが良くなるので、バラシ&刺さりが甘くて針に負担を掛けないので伸びる・折れる可能性が極端に減らすことができます。ダブルガードで使うのはダム湖の立ち木などだけで、その場合はダブルガードを倒すためにフッキングパワーを上げるためにTAVGP62SLJなどワンランク上のパワーロッドを使います。びわ湖ならシングルで充分です。

 フックというのは、ラインと同じで、常に同じものを使い続けていると、ランディング時に感覚的に「危ない」と察知して、バラシをラインブレイク、針の曲がり、折れを防げるものだと思います。

 最後に、盾と矛の話ではありませんが、折れないフック、曲がらないフックというのは無いと思います。折れない、曲がらないとなると、設計や軸を太くするしかありませんから、最後は刺さらないというオチがついてしまいます。それでも、折れるのが気になるようでしたら、さらに太軸のものを選んで見てください。ただ、針を太くすればするほど、ロッドを硬く、ラインを太く、フッキングを強くすることをお忘れなく。



 




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